アクアマリンうおのぞき、小名浜魚市場祭り

市内各地で行政区の定期総会がピークを迎えた4月4日、4つの総会でのあいさつの合間をぬって、オープン仕立ての小名浜港は子ども漁業博物館「アクアマリンうおのぞき」へ。オープン記念で開かれた小名浜魚市場祭りにもうかがった。
「うおのぞき～子ども漁業博物館」は、小名浜港の東魚市場にオープンした。アクアマリンパークと漁港区を結び、観光客の回遊性を高めるため、シャトルバスも運航している。市場の建物に、コンテナを改造して水槽を作り、水揚げされた魚をいけすで展示する「小名浜活魚紹介」。いけすには、イワシ、メバルからアナゴ、ウニまで泳いでいる。豊間海友会と進めてきた伝馬船製作技術伝承事業の「伝馬船工房」では、子どもたちが伝馬船の櫓を漕いで体験して、大はしゃぎだ。漁師が海にまつわる話の聞かせをする「番屋」では、かつお節削りの体験が賑わっていた。ボランティアの会の松田副会長が毎日番屋に詰めて海の話をしてくれる。小名浜魚市場祭りでは、漁協女性部がカニ汁を無料で配り長蛇の列。約1時間の漁船体験乗船やアクアマリンふくしまの「移動水族館」も子どもたちに大人気だった。ステージではいわき市指定無形文化財の「大國魂神社の大和舞」も披露された。

「よみがえれ、小名浜の漁業」。未来を担う子どもたちの育成と小名浜魚市場の活性化をめざした施設とイベント。おいしい小名浜、おいしい水族館。新しい挑戦がはじまった。