生涯学習市民講師からの要望
2010年 04月 08日
「生涯学習ともの会」は、生涯学習市民講師などの有志で組織した会で、「だれでも講師、だれでも生徒という生涯学習の原点に立ち返り、また、共に(いっしょに)、友に(なかまといっしょ)という意味もこめて「生涯学習ともの会」という名前をつけました。けっして、供に(つきしたがって)という意味ではありません。気軽に『学とも(がくとも)の会』と呼んでください」と代表の皆川さん。
平成3年から開始した、いわき市の市民講師活用事業は、多様化する市民の学習ニーズに応え、学習活動の成果を地域に還元するため、生涯学習に関する人材を広く市民から公募し講師として派遣している事業。生涯学習市民講師として名簿登録した講師を、公民館や社会教育関係団体として登録したサークルなどが実施する学習、高齢者学級や自治会のレク、そば打ち体験・お菓子づくり・料理教室、文化体験、各種スポーツなどの講師として派遣している。
平成21年度は約257名が登録し、活用回数は110回。市民からの要請で紹介又は派遣するので、登録した人全員に依頼はなく、利用回数も減少傾向にあるという。
●「生涯学習ともの会」の要望内容は、以下の通り。
私達は、市の生涯学習市民講師の制度によって、生涯学習市民講師として登録しました。生涯学習を活発にするため、また生涯学習市民講師として活用してもらう上で改善点を要望します。
現行では、公民館の職員の大半は、資格を有していないので、われわれ市民講師の役割や、生涯学習そのもを理解できているとはいえない状況にあります。私達市民講師が持てる能力や経験を職員に伝える機会もなければ、企業やNPOや市民団体と交流する機会さえありません。
また、公民館によっては使用に制限が加えられているところもあります。
1、文部科学省の公民館設置基準を遵守するとともに、公民館に社会教育主事を必ず配置すること。
1、学校を生涯学習の場に開放すること。
1、行政関係者、企業、NPO、生涯学習市民講師などが交流する機会を作ること。
以上