いわき市石炭・化石館が「ほるる」という愛称とともにリニューアルオープンする。玄関ホールで出迎えてくれるのは、いわき市で発見されたフタバサウルス・スズキイだ。
より迫力のある展示とバリアフリー化した空間をめざして改修を進めて来たが、4月22日オープンの運びとなり、16日関係者に内覧した。
1階の化石展示室が音と光りを加えて、ジュラ紀のマメンチサウルスやプリオサウルス、白亜紀のトリケラトプスやティラノサウルス、新生代第4紀のエレモテリウムなどの全身骨格復元が、ダイナミックに変身した。
子どもたちはじめ、誰でも触って体感できる実物も登場した。
日本でも珍しい翼竜の実物骨格も並んで、ファンには見逃せないコーナーもできた。
日本ではここだけの展示となるランフォリンクスも。
1階の化石展示室と2階の資料展示室をつなぐエレベーターが新たに設置された。2階の学習・標本展示室では、化石と鉱物の宝庫いわき市発見された標本を展示している。学芸員さんやボランティアの皆さんの説明で、化石や地層をわかりやすく学ぶことがでる。琥珀のアクセサリー工作教室もある。
125年の歴史を誇る常磐炭田の採炭現場を復元した模擬坑道には、わかりやすい案内板も新設された。