新病院建設基本構想の策定
2010年 06月 16日
新病院建設に係る基本構想づくり懇談会が6月20日に発足するのを前に、「新病院建設に係る基本構想策定に向けた取り組みについて」協議。このテーマは、6月定例会一般質問で私をはじめ何人かが取りあげている。
はじめに、行政経営部病院建設準備室から以下の3点について説明があった。
1.基本構想策定に向けた基本的な考え方について
2.いわき市新病院建設に係る基本構想づくり懇談会設置要綱、委員名簿
3.懇談会の進め方について(案)
この3点のうち1.2の一部は、いわき市のホームページに「基本構想策定に向けた取り組みについて」として資料が掲載されている。http://www.city.iwaki.fukushima.jp/bukyoku/gyoseikeieibu/8396/008710.html
懇談会の進め方について(案)は、以下のような説明内容であった。
1.検討の手順
(1)新病院の役割・機能等の検討〜素率病院が今後担うべき役割や機能
(2)新病院の適切な規模について検討〜必要となる病床数・土地や建物の規模の方向性
(3)新病院の望ましい立地の方向性についての検討〜改築か移転か、望ましい立地の方向性
(4)新病院建設の財源についての検討〜資金調達の方法、一般会計からの負担のあり方、国県からの助成措置、その他資金調達方法
2.開催スケジュール(案)
・第1回〜4回(6月〜12月)新病院の役割・機能等の検討、適切な規模について検討
・中間報告
・第5回〜8回(23年2月〜10月)望ましい立地の方向性についての検討、財源確保の見通しについての検討、提言書(素案)についての検討、提言書の作成
3.その他の留意点
・具体的な診療科目、病床数等の詳細や最終的な建設地などは、基本構想の次の段階で明らかにする考え。
・市民参画の視点で、市民意識調査の実施し、構想の検討に資する市民からの意見は適宜、懇談会に提示する。
これを受けて、質疑と意見交換を行ったが、懇談会の進め方、病院改革プランおよび経営形態の見直しの論議との整合性、財源と資金調達の見通し、病院建設準備室及び病院・地域医療対策室など庁内推進体制の問題、庁内横断プロジェクトチームの必要性、病院及び医療関係者そして市民それぞれの合意形成の仕方、議会との協議のあり方など、多くの課題が浮き彫りになった。