福島を核のごみ捨て場にするな
2010年 07月 18日
運転開始34年の老朽原子炉である福島第一原発3号機でのプルサーマル計画が「ブルドーザーのように」進められ、8月中旬から下旬にかけてMOX燃料の原子炉装荷が目論まれています。
8.1市民集会に一人でも多くのご参加を訴えます。
*福島を核のごみ捨て場にするな! やめよう!プルサーマル市民集会
・日時:8月1日(日)13:30〜16:30
・会場:いわき市文化センター 中会議室(2階)
・講演:広瀬隆さんー原発の耐震安全性と使用済み燃料のゆくえ
・報告:阪上武さんー福島県の受け入れ3条件確認の問題点
・資料代:500円
・主催:脱原発福島ネットワーク
*どうか、ご協力、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
チラシはこちらから入手できます。
http://nonukesfukushima.web.fc2.com/2010_08_01.htm
いま福島原発では、外部の電源が同時に遮断した電源喪失事故や原子炉の中に重りを落とし制御棒を傷つける事故などが相次ぎ、安全上問題となっています。
そんな中で、東京電力と経済産業省は、運転開始34年の老朽原子炉である福島第一原発3号機で、プルトニウム・ウラン混合酸化物燃料(MOX燃料)を燃やすプルサーマル計画を「ブルドーザーのように」進めており、9月23日までの定期点検中、8月中旬から下旬にかけてMOX燃料を原子炉に入れる準備をしています。
福島県のプルサーマル受け入れ3条件の耐震安全性、高経年化対策、長期保管MOX燃料の健全性について、東京電力は「安全確保上支障がない」と報告、経済産業省 原子力安全・保安院も「おおむね妥当」と判断しており、県も県原子力発電所安全確保技術連絡会の審議などで、「東電の説明には具体的な根拠があり問題点は確認されなかった」として、8月中旬までに受け入れ表明の見通しと報じられています。
わたしたちは、6月22日、市民のプルサーマル反対署名6,941筆を提出して、「安全審査想定外の長期保管MOX燃料を使い、原発敷地内に使用済MOX燃料を貯蔵するプルサーマルを進めないこと」を福島県議会に請願しましたが、6月30日、請願は賛成少数で不採択となりました。あまりにも拙速な採決は安全・安心を願う県民の心を踏みにじりました。
プルサーマルが始まると、使用済みMOX燃料は「燃料プールでの保管を基本に考えている」(第一原発所長)とされ、行き場のない使用済みMOX燃料が福島に残り続けます。 燃料プールは漏水事故も起きており放射能汚染も懸念され、福島県のプルサーマル受け入れは将来に禍根を残します。 福島を核のごみ捨て場にしてはなりません。
警鐘を乱打する広瀬隆さんを講師に市民集会を開催します。
いまこそ、プルサーマル反対の声を!
