新病院建設の中間報告とりまとめ
2010年 11月 29日
今回の協議事項は、「中間報告に向けた取りまとめの方向性について」。
第1回から第3回までの、将来の市立病院のあるべき姿、新病院の果たすべき役割や機能を協議してきた内容を事務局がとりまとめ、「〜中間報告に向けた取りまとめの方向性について〜懇談会における意見集約」の素案を示しました。
これを参加した委員が約2時間協議して、議長に中間報告の取りまとめを一任しました。
●「〜中間報告に向けた取りまとめの方向性について〜懇談会における意見集約」の内容項目は、以下の通りです。
Ⅰ.新病院のあるべき姿
Ⅱ.新病院が果たすべき役割と担うべき機能等
1 果たすべき役割について
2 担うべき機能について
(1) 診療体制の基本軸
○ 高度医療・急性期医療の充実とそれを支える総合的な診療体制の継続
市民は身近な場所でより高い水準の医療が受けられることを期待しており、いわき医療圏内の役割分担も踏まえれば、新病院は、高度・急性期医療機能の更なる充実に努める必要がある。
また、新病院が高度医療や急性期医療を提供していくためには、現在の診療科を基本として、各診療科が連携し総合的に診療に携わる体制が土台として必要であり、市民も生命と健康を守る要として、総合的な診療体制を備えた病院であることを期待している。
○ 診療機能の強化
(ⅰ) 臓器別センターの設置
患者の症状に応じた最適な医療を提供するため、チーム医療の更なる推進を図る観点から臓器別センターを設置する必要がある。
(ⅱ) 総合診療科の検討
院内診療の受け皿として、地域医療機関からの紹介患者の受け入れを円滑に行うため、総合診療科の設置を検討すべきである。
(2) 機能の柱1:4疾病
(3) 機能の柱2:5事業(へき地医療をのぞく)
(4) 機能の柱3:政策的医療その他
(5) 機能の柱4:地域医療連携
(6) 機能の柱5:人材育成
3 役割や機能を果たすための新たな視点
(1) 患者中心の病院づくり
(2) 医療従事者はじめ働く人にとって魅力ある病院づくり
(3) 市民による支援活動との関係について
(4) 広域的な医療に関する県との協議の検討について
Ⅲ 新病院に向けての留意点
1 経営健全化への取り組みについて
2 救急医療における地域医療機関に今後の取り組みについて
3 共立病院スタッフの今後の取り組みについて
懇談会は、年内に中間報告を取りまとめて市長に提出します。
来年1月からは、規模や立地、財源などの検討に入る予定で、来年7月頃に基本構想の素案を取りまとめて、パブリックコメントや市民説明会をへて来年秋には、基本構想の素案を提言書として作成する予定です。