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いわき市障がい者職親会と視察懇談

いわき市内の障がい者の就労にかかわる事業者、福祉施設、教育機関で組織する「いわき市障がい者職親会」といわき市議会議員との視察懇談会が、2月8日開かれました。
今回は、いわき市内2つの障がい者雇用事業所、長友製袋株式会社さんと社会福祉法人楽寿会の特別養護老人ホーム楽寿荘さんで、就労の実情を拝見し、昼食を頂きながら2時間ほど懇談しました。障がい者の就労に関するこうした取り組みは、福島県内でも例のないものとされ、今回で4回目となります。
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○長友製袋株式会社さん
現在、30人の従業員さんのうち7名(女性2名、男性5名)の障がい者の方が働いています。長友製袋さんは、 四倉町長友に創業34年。20年前から障がい者雇用を進めており、産業用の大型紙袋の製造販売する会社です。厳しい業界の中でも売上げを落とさず頑張っており、朝8時からの就労ですが、短納期のため残業時間も多いとのお話。作業は、産業用のセメント袋から家庭用のお米袋まで大型紙袋の前取り・ミシン縫い・検品作業その他付随する業務ですが、「知的障がい者の方の能力も千差万別なので、適正を見極めながら業種の対応をしている」と小野製造部長さんが説明しておられました。障がい者の労災は一度もないそうです。
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○特別養護老人ホーム楽寿荘さん
楽寿荘さんは、開所30年。県知事を務めた木村守江さんの創業で「地域の方に頼られたら全て受け入れる」ことをモットーにしておられるとのことです。居宅介護にも力を入れており、社会福祉法人の訪問看護ステーションとしては県内唯一で、理事長の木村守和先生が自ら訪問診療を推進しているとのことでした。
障がい者の雇用は、福島県の事業で1名の方を継続雇用してきたのに加え、昨年から養護学校の卒業生を受け入れているとのことでした。現場の職員から「この子はできる」との声が上がり、2級ヘルパーの資格を取得し、「フットワークがよく当初の3倍もの働きになりました」と佐藤施設長が太鼓判を推していました。「何より本人が楽しいと仕事をしています」とのことで、夜勤などの変則勤務にもチャレンジしたいとの希望もあり、施設としては車の免許取得も含めて「一人前にしたい」と話されました。

懇談会では、長友製袋の小野部長さんが「企業経営者が頭を変えていく」「現場をみて結果を出して欲しい」「会社から帰れば後はイイヤではなく、家族として面倒を見る事が大事だ」とはなされ、意見交換。
300人以上の企業の法定雇用率の状況と100人以下の状況の格差の現状、数十人から一桁規模の企業の経営環境の厳しさと法定雇用率の確保をどう進めるのか、意見がかわされました。「いわき市の法定雇用率が中核市でも低い。議員も頑張ってほしい」との声も上がり、行政に対する議会からの積極的な働きかけが改めて求められました。こうした意見を受けて、市議会として「話し合いの場」を設けていきたいとの表明もなされました。


by kazu1206k | 2011-02-08 19:37 | 福祉医療 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k