福島原発事故
2011年 03月 16日
Date: 2011年3月15日 23:08:20:JST
To: hairoaction@freeml.com
Subject: ハイロアクションオープニングイベント
みなさま
佐藤和良です。
福島原発の悪夢が始まって5日目、眠れぬ夜と恐怖の世界が依然続いています。
大津波による電源喪失、原子炉冷却不能の事態、ベント管開放による周辺環境の
放射能汚染のはじまり、1F-1、1F-3、1F-2の水素爆発、燃料溶融の開始、
メルトダウンと水蒸気爆発への死の行進…。更に、使用済み燃料プールの危機。
現場では、協力企業社員、東電社員が死に至る放射線を浴びながら、
必死の給水、収拾作業を敢行していますが、東電は原子炉をコントロールできずに、
最悪の道を歩んでいるようにみえます。
ことここにおよんでも東電の情報隠し体質は変わらず、顰蹙をかいました。
政府は危機管理体制の脆弱さを露呈し、避難範囲を二転三転し避難指示を出しました。
17万人の原発周辺住民がふるさとを追われ、隣接自治体はじめ県内に避難するとともに、
多くの人々が県外へと自主避難しています。
12日、南よりの風で双葉厚生病院の医療従事者と患者さんたちが1F-1水素爆発で被曝し、
宮城県沖の米海軍空母艦載機の放射能汚染を引き起こしました。
13日、プルサーマル炉1F-3の火柱を挙げての水素爆発はさらに放射性物質を拡散、
15日朝、1F-2の水素爆発による放射性物質の拡散は北よりの風に乗り、いわき、東海、
首都圏へと放射能汚染を拡大していきました。
福島原発の40年は、最悪の原発震災を現出しました。
東京電力は、自らの過信によって、海水注入による廃炉に追い込まれました。
チェルノブイリ原発事故がそうだったように、福島原発事故は、多大な国民の犠牲の上に、
一つの国家の命運を決しようとしています。
かくして、「ハイロアクションオープニングイベント」は、突然はじまり、
原発の終わりとかくも深刻で悲惨なハイロの現実をつくりだしました。
わたしたちの未来はここを超えた先にあります。
危惧が予言になってしまったのに戦慄します。
安全神話を疑ってはいましたが
まさかこんな大惨事になってしまうとは。
当たっていると聞いて東電偉いなと思いましたが、
過去に似た事故が起きて改善しなかったのなら東電
の管理不備が事故を起こしたって事ですね。
非常用ディーゼルは前から問題があったのに放置
したんだから悪いのは地震や津波じゃなくて東電。
つまり今回の事故は天災でなく人災なんですね。
この事実を世の中に広めるべきだと思います。
知人を介して、昨年6月貴殿が書かれた、東電あての申し入れを拝読しました。現時点では事態収拾が先決ですが、地震と関係なく起こりえた話であった証明であり、今後は重大な責任賠償の話になると思います。
放射線の関係で、物資が滞っていると伝え聞いておりますが、少なくとも、希望者だけでも陸路ないし海路を伝って、大型船をチャーターするなどして、一時退避、避難場所への移送などを国に依頼するということなどはできないのでしょうか?
私は何の役にも立たないものですが、どうか頑張ってください。心から福島県民、原発周辺の非難民、皆さんの
無事をお祈ります。
政府に支援をもとめても物資が届かないのですか?
インターネット上で支援を協力を探しても義援金のみです。
民間に直接委託はできないのですか?
一日も早い支援を受けれるよう願ってます