安定ヨウ素剤の配布
2011年 03月 18日
ガソリン不足の問題についても、小名浜石油埠頭に備蓄されたガソリンや軽油、灯油などの利用が可能となるように事業者と関係機関の調整が進められ、操業開始に向けた準備が進められています。
●安定ヨウ素剤の配布に係る市長メッセージ(平成23年3月18日9時発表)
この度の原子力発電所の事故につきましては、市民の皆様も大変御心配のことと存じます。
私は、この問題に際し、皆様には大変な状況の中で御協力をいただいておりますこと、誠にありがたく思っております。
本市の場合、現在、国による退避指示の範囲にはなく、健康被害が心配されるものではありませんが、避難所において、他の市町村から避難されている方に出身自治体において、安定ヨウ素剤がすでに配布され、市民に不安が広がってきていること、また、なぜ配らないのかという市民の不安に思う気持ちに応え、万が一、高い濃度の放射能物質にさらされた場合に備え、「安定ヨウ素剤」を本日からお配りすることといたしました。
なお、配布の対象となる方は、国の基準により、40歳未満の方に限ります。
ただし、40歳以上の方であっても、妊娠されている方には配布いたします。
この「安定ヨウ素剤」は、万が一、高い濃度の放射性物質にさらされた場合、甲状腺への影響をやわらげることができるとされているものです。
服用については、「安定ヨウ素剤」と一緒にお配りする「用法の指示」に従い、「市から指示があった時以外は絶対に服用しない」など適切な対応をお願いいたします。
重ねて申し上げますが、服用いただく際には、私から「服用してください」とお知らせをいたします。その指示に従い、適切な対応をお願いします。
市民の皆様には、引き続きの御協力、そして冷静な御行動をお願い申し上げ、私からのメッセージといたします。
平成23年3月18日 いわき市長 渡辺 敬夫