今年、うぐいすの初なきを聞いたのは4月5日。今朝も近くの林で、ちょっと頼りなげな「ホーホケキョ」が聞こえました。庭のスイセンもあちらこちらで咲き競っています。
いつもと変わらぬ春が到来したように見えますが、変化もあります。何より大きいのは、人の心のありようでしょう。3月11日を境に、この国と社会のありよう、空気が大きく変わっていることに、皆気づいているはずです。特に、原発震災による被災地である福島県内の空気は、大気中に放射性物質の微粒子が漂い、常時、低線量被曝の不安に苛まれているため、「直ちに健康に影響はない」といくら安全論を振りまかれても、気の休まることはないでしょう。
そんな厳しい状況の中でも、人のつながりと心の通い合いを感じ、元気をもらっています。4月9日には、東京の市民団体が2トントラック2台に、野菜や果物、名水などを積んでいわき市内の社会福祉施設に運んでくれました。みかん箱に詰められた、さまざな野菜や果物は、国産・産直・環境にこだわっている生協パルシステムから提供いただいたそうです。この施設の施設長さんは、「ここをセンターに各施設に配分したい」と話していました。被災地支援の輪の広がりを感じさせます。ありがとう!!