新潟県内で報告
2011年 05月 09日

そんな中、5月7日、いわきを午前5時半に出発して午前10時半より、新潟県内2カ所で、「原発震災,福島は今」というタイトルで「福島原発震災—何が起きたのか、何が起きているのか、責任はどこにあるのか、廃炉、事故賠償とエネルギー転換」などをお話ししました。
ひとつは、長野県にも近く、柏崎刈羽原発から30キロ圏内の十日町市の十日町情報館。主催は「妻有のいのちとふるさとを守る会」&「十日町平和センター」でした。女性を中心に、多くの方が参加して頂きました。質問では、爆発した第一原発3号機のプルサーマル実施を昨年6月認めてしまった福島県知事のこと、被災して避難所を点々としてなくなる高齢者のことなどが出されました。主催者の皆さんとの懇談では、娘さんがいわき市で働いていたお母さんから心配の声が寄せらました。
もう一つは、新潟市の勤労福祉会館会館午後3時からでした。主催は、原水爆禁止新潟県協議会。こちらでは、福島県内で放射能汚染に対する対応の仕方で子どもたちの間でいじめがあると聞くがどうか、政府の防災大臣と会うが現地から言っておきたいことは何か、などのご質問が出されました。会場で支援カンパも行われました。カンパについては、今後食品の放射能汚染に対応する放射能測定器や分析機器の購入の一部にすることをお伝えしました。
義母の葬儀直後でちょっと強行軍でしたが、1989年の福島第二原発3号機の再循環ポンプ破損事故以来交流している方々からのよびかけに応えて出かけ、お話を聞いて頂き感謝しております。十日町市の女性の皆さんからは、「原発止めて、再生可能エネルギーへの転換を、私たちも応援しています!」と書かれた「千羽鶴」ならぬ「千羽のトキ」が福島の皆さんへと祈りをこめて託されました。今後も、全国の皆さんとつながっていきたいと思います。

この数値はチェルノブイリを超えていますよねという質問に、例のごとくだんまりを決め込み、現在に至っても数値に対する評価はされていないようです。
浜岡原発の突然の運転停止要請で、新聞・テレビではこの数値の問題が取り上げられていません。何かの意図を感じるのは私だけでしょうか。