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イラストブック 放射線になんか、まけないぞ!

昨年暮れ、「イラストブック 放射線になんか、まけないぞ!」が太郎次郎社から発刊された。監修は木村真三(獨協医科大学準教授)さん、文章は、坂内智之(福島県内小学校教諭)さん、絵は、目に見えない放射性物質の危険性を表現した「あかいつぶつぶの絵」シリーズの柚木ミサト(イラストレーター)さんだ。

「私たちは、何に、どう気をつけて、生活していけばいいの?──子ども自身が学べる日々の注意点と、放射線の基礎知識。大人も迷う除染の進め方や「数値」とのつきあい方。子どもと大人が一緒に学べる、みんなで考えるための本。」と紹介されている。早速読んでみたが、子どもたちにも大人にもわかりやすい、入門書となっている。お手に取って、ぜひご覧いただきたい。
B5変判・並製 48ページ、本体1200円+税。
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■おもな目次

原発の事故は、どんなふうにおこったの?

◆放射線のことをもっと知ろう
 目に見えない、ふしぎな光のようなもの
 放射線を出す、とても小さな「つぶ」のこと
 からだにあびると、どうなるの?
 病気みたいに、人にうつるの?

◆放射線とわたしたち
 放射性物質は、どんなふうに広がったの?
 いまは、どこにあるの?
 放射線は、ずっと出ているの?
 どうやってはかるの?
 「外部被ばく」と「内部被ばく」って?

◆みんなが元気でいるためのこと
 外で気をつけること
  気をつける場所/防ぎかた
 食べものに気をつけるのは、なぜ?
 いつまで気をつければいいの?

◆放射線に負けないぞ
 まちをまもる大人たち
 学校のこと
 おうちのこと

◆みんなで考えること
 どうして、みんなで考えるの?
 どうやって話し合えばいい?
 話し合いを広げていこう


■著者紹介

木村真三(きむら・しんぞう)
科学者(放射線衛生学)。1967年生まれ。福島第一原発事故がおきたすぐあとから、福島県で放射能汚染の調査を行う。そのようすを放映したNHK・ETV特集「ネットワークで作る放射能汚染地図」が大きな話題をよぶ。同時に、チェルノブイリの調査もつづけている。
だれもが放射線から身を守れるようになるため、市民科学者養成講座や、子どものための「キュリー学園」を福島県内で開催している。朝日新聞連載「プロメテウスの罠」でも活動と経歴が紹介された。獨協医科大学準教授。

坂内智之(ばんない・ともゆき)
福島県内の小学校教諭。1968年生まれ。教室の子どもたちがチームとして学びあい、育ちあう授業をしている。最近では、日本全国や世界各地の教室と教室とをインターネットで結んで、学習方法の共有化や子どものがわからの授業改革をめざす「子ども未来プロジェクト」も進めている。

柚木ミサト(ゆぎ・みさと)
画家、イラストレーター。企業ポスターなどの仕事を中心に、オフィスや店舗のディスプレイ・デザインも手がける。目に見えない放射性物質の危険性を表現した「あかいつぶつぶの絵」シリーズは、全国で話題をよび、とくに子どもをもつ女性たちの活動を支えている。個展、グループ展多数。
by kazu1206k | 2012-01-26 17:16 | 福祉医療 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k