ウクライナ調査報告–1
2012年 05月 23日
全国の自治体議員で組織する「福島原発震災情報連絡センター」の「チェルノブイリ原発事故25年 被曝者援護法制定に向けた調査訪問団」の目的は、その名の通り、福島原発事故によって被災し、被曝した人々の援護法制定を国に求めるため、チェルノブイリ原発事故後、被災者への支援法を制定し、自国民の保護にあたってきたウクライナ政府と地方行政府、研究者、活動者などから直接話を伺い実情を調査して、日本における法制定に役立てようというものでした。
団員は、福島原発震災情報連絡センター共同代表の佐藤和良いわき市議、松谷清静岡市議、そして古市三久福島県議、岩佐りょうこ千代田区議。コー ディネーター兼同行者として福島原発震災情報連絡センターアドバイザー、独協医科大学准教授の木村真三さん。ウクライナ現地の通訳兼ガイドは「チェルノブイリ救援・中部」現地特派員の竹内高明さん、ウクライナ剣道連盟会長の五代裕己さん。
[調査日程]
5月9日(水) 成田11:15発 ウィーン経由ウクライナ・ボリスポリ国際空港23:10着
キエフ泊
5月10日(木)
●キエフ
1、在ウクライナ日本大使館 坂田東一特命全権大使
2、ウクライナ政府 非常事態省
(説明者)チェルノブイリ事故住民保護課
アントニーナ・イシチェンコさん
ナターリャ・セミヤシスカヤさん
ナターリャ・シヴァラさん
ジトーミル州コーラステン市に移動(同地泊)
5月11日(金)
ジトーミル州コーラステン市からナロージチ地区に移動
●ナロージチ
1、ナロージチ地区行政庁
(説明者)ナロージチ地区行政長 トロフィネンコさん
2、ナロージチ地区バザール付属放射能測定所「国立動物検疫センター」
3、汚染地域 ・農地除染地ースターレシャルノ村(第2ゾーン・廃村)
(説明者)ジトーミル国立農業エコロジー大学
地域環境問題研究所所長 ムィコラ・ディードフさん
キエフに移動(同地泊)
5月12日(土)
1、環境政策&マネージメント
(説明者)環境コンサルタント・ウクライナ地球化学研究所上級研究員
ボロディーミル ティーヒイーさん
2、開発中の食品汚染計の視察 ・ウクライナ地球化学研究所
(説明者)ウクライナ科学アカデミー会員
キエフ工業大学教授 ユーリー・ザヴォローノフさん
5月13日(日) ウクライナ・ボリスポリ国際空港10:50発 ウィーン経由日本(機内泊)
5月14日(月) 成田7:10着