福島第一・第二原発の現地調査
2012年 07月 19日
いわき市議会特別委員会は、昨年の7月25日と本年3月12日、東京電力をよんで、福島第一原発1〜4号機の廃止措置等に向けた対応状況等について質疑を行い、事故対応の強化を求めてきました。
福島第一原発4号機の燃料問題では、市民から「4号機燃料プールからいつ燃料集合体を撤去するのか」「2年後撤去というが4号機燃料プールは倒壊しないのか」などの質問が寄せられていました。
このため、原子力災害対策を所管する特別委員会第3分科会の中で、あらためて東京電力福島第一・第二原子力発電所の現地調査を提案し、東京電力側に申し入れた結果、急遽実現したものです。
実施は、あす7月20日(金)午前9時から午後4時まで。
内容は、Jヴィレッジから東京電力福島第一原子力発電所の免震重要棟、車両からの第一構内視察、第二原子力発電所の現場視察、同ビジターズホールでの説明と質疑応答というもの。
問題は、東京電力側が写真撮影と報道機関の同行を拒否していることです。
これは、核防護上の措置という理由です。しかし、福島原発事故による放射能汚染、放射線被曝の被害者であるいわき市民の代表の市議会特別委員会の調査視察に対して、写真撮影と報道機関の同行を拒否するということは、基本的な事故情報の公開をしてこなかった東京電力の隠蔽体質を改めて示すものであり、議員の市民に対する説明責任を妨害する行為で、極めて遺憾なことです。
この点については、市議会特別委員会として抗議し、東京電力側が写真撮影と報道機関の同行を認めて、情報公開の徹底を図るよう、改めて要求していきたいと思います。