県民健康管理調査「甲状腺検査」説明会
2013年 01月 21日
内容は、以下の通りです。
① 甲状腺についての基礎知識と甲状腺検査の目的
② 甲状腺検査の実際 ※検査の実演、もしくはVTR上映
③ 甲状腺検査の結果について
④ 質疑応答
子供の甲状腺検査では、一定以上の大きさの結節や嚢胞が見つかった2次検査対象者の中の1人から甲状腺がんが認められていますが、県民健康管理調査検討委員会は「原発事故とがん発生の因果関係があるとは思われない」との見解示しています。
しかし、政府と東京電力、福島県が適切な避難措置をとらず住民が多量の放射線被曝をこうむり、特に子どもたちへの健康影響が懸念されるなかで、甲状腺がんの未然防止のため、国・県が必要な検査・医療措置を講じて「早期発見」「早期治療」に努めることが肝要であり、健康影響がないことを前提とした県民健康管理調査では、子どもたちの健康は守れないと、批判の声があがっています。
昨年11月1日現在、甲状腺検査が完了した95.954人のうち、38,326人の子どもに結節や嚢胞が認められましたが、5㍉以下の結節・20㍉以下の嚢胞は平成26年度以降の検査まで経過観察とされ定期的検査がありません。また、検討委員会座長の山下・福島医大副学長がセカンド・オピニオンを封じるような通知を行い、セカンド・オピニオンを得る機会を奪うような行為したり、画像や医師の所見などが患者にわたされない等、検査結果に対する情報提供のあり方も問題だと指摘されてきました。
県民健康管理調査検討委員会による秘密会開催等の不祥事と福島県の対応に憤っている県民は多く、放射線被曝から子どもたちをはじめ県民のいのちと健康を守るために、「健康不安の解消」という県民健康管理調査の目的を「がん等疾病の未然防止」に抜本的に変更するとともに、不適切な運営をしている県民健康管理調査検討委員会の責任の所在を明らかにし、委員の総入れ替えと改組を求める声も根強くあります。
●県民健康管理調査「甲状腺検査」説明会開催について
平成24年12月21日
福 島 県
福島県立医科大学
福島県と福島県立医科大学は、県民健康管理調査「甲状腺検査」説明会を、下記のとおり実施することとしましたのでお知らせいたします。
この説明会は、現在実施している「甲状腺検査」の内容、甲状腺に関する医学的特徴等を紹介、説明することで、甲状腺検査の理解促進を図り、もって、小児甲状腺がんに対する県民の皆様の不安を軽減することを目的に実施するものです。
記
1 名称
県民健康管理調査「甲状腺検査」説明会
2 開催日時と場所
■いわき市 2013年1月27日 (日)
13:00~15:00 いわき産業創造館 企画展示ホール(LATOV6階)
■二本松市 2013年2月10日 (日)
13:30~15:30 二本松市安達文化ホール
■白河市 2013年2月24日 (日)
14:30~16:30 白河市文化センター ホール
■伊達市 2013年3月10日 (日)
13:30~15:30 伊達市保原市民センター
■会津若松市2013年3月24日(日)
13:30~15:30 会津大学 講堂
参考)これまでの開催:郡山市(11/4)、福島市(11/10)、南相馬市(11/18)
3 対象
甲状腺検査の対象となる方、及び、その保護者等
4 内容(予定)
① 甲状腺についての基礎知識と甲状腺検査の目的
② 甲状腺検査の実際 ※検査の実演、もしくはVTR上映
③ 甲状腺検査の結果について
④ 質疑応答
5 参加について
参加予約は不要です。説明会当日、直接会場におこしください。
駐車場には限りがございますので、ご来場の際はできるだけ公共交通機関をご利用ください。
6 お問い合わせ先
福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター
コールセンター:024-549-5130(土日・祝日を除く 9:00~17:00)
WEBサイト http://fukushima-mimamori.jp/ ※12月21日夕方に情報掲載予定