いわき市議会は、今日4月4日、楢葉町のJヴィレッジにある東京電力の福島復興本社を訪問して、先の定例会最終日に全会一致で採択した「東京電力福島第一原発事故の早急で確実な事故収束を図るために仮設設備の本設化とバックアップ体制の構築及び速やかな情報公開を求める決議」を東京電力に手渡し決議の速やかな実施を求めました。

これは、3月18日東京電力福島第一原子力発電所で発生した停電によって、同原発1号機、3号機、4号機の使用済み燃料プールや共用プールの冷却機能が停止した事故について、市民に強い不安をもたらしたことから決議したもので、いわき市民の声を直接、東京電力側にぶつけ早急で確実な事故収束を強く求めるため、提出行動となりました。

正副議長と各会派の代表など9名が参加し、根本いわき市議会議長から小森東京電力常務に手渡され、議長が読み上げ要旨説明後、参加した各会派の代表からも、事故が収束せず東京電力の情報連絡のあり方や情報伝達の遅れに変わらぬ東電の体質があることが指摘されたのをはじめ、遅れてきた仮設設備の本設化とバックアップ体制の構築を直ちに行い、原発事故を早急に確実に収束させること、情報の速やかな公開などが改めて強く求められました。