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鮫川村の焼却施設建設再開で市に要請

 鮫川村の放射性物質の焼却実証実験施設の建設が再開された問題で、5月24日、いわき市内の市民グループ「いわきの水と風の会」「いわきを変えるゾ市民の会」「いわきアクション!ママの会」「いわき母笑みネットワーク」の代表18名が、いわき市役所で鈴木生活環境部長に対し、いわき市長宛の要請書を提出しました。

 要旨は、『鮫川村の放射性廃棄物の焼却実証実験施設建設工事の再開について、いわき市民の間には、不安に思う声がたくさん存在しています。どうか環境省へ、工事反対の声を届けて頂けますようお願い致します』『鮫川村の隣に住む住民として、試運転に対し強く反対をします。この声を、環境省にお伝え頂けますようお願い致します』『安全性の確保について、納得のいく説明を、環境省に求めて頂けますようお願い致します』など7項目です。

 市民の皆さんは、「工事6週間で完成、7月試運転と、焼却灰の扱いも決まっていないのは、原発事故のときと同じ」「環境省は近隣自治体の納得無いまま進めないと行っていた。環境省に対応をキチンと聞いて欲しい」「子育てする上で、何かが起きてからでは遅いので、いわき市として何かが起きないように対応して欲しい」「田人に住んでいるが、鮫川村では風評被害対策を村としては考えていないようだった。このことで風評被害が増え、ダメージがひろがる」「3人の子どもを育てている。初期被曝をした上、これ以上の被曝は耐えられない。復興全体のために焼却が必要といわれるが、母親にとっての復興は子供の未来以外にありえません。よろしくお願いします」など、訴えました。
 部長は、「農業で成り立つ鮫川村の考えを尊重して、反対ではなく、安全の確保を求めた」「安全協定の要望については、環境省の一方的な話ではなく、市として能動的に関与すべきとして協議し、疑義が生じるケースは協議するとの一文を入れた」と話し、後日要請書への回答を行うとしました。いわき市議会創世会は2名が同席しました。
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要請書
平成25年5月24日
いわき市長 渡辺 敬夫様

1、鮫川村の放射性廃棄物の焼却実証実験施設建設工事の再開について、いわき市民の間には、不安に思う声がたくさん存在しています。どうか環境省へ、工事反対の声を届けて頂けますようお願い致します。
2、鮫川村の隣に住む住民として、試運転に対し強く反対をします。この声を、環境省にお伝え頂けますようお願い致します。
3、安全性の確保について、納得のいく説明を、環境省に求めて頂けますようお願い致します。
4、環境に与える影響評価を実施し、大気の流れについてのシュミレーションを示して頂くことを環境省に求めて頂けますようお願い致します。
5、近隣自治体と、安全確保に対する協定を結んで頂くことを環境省に求めて頂けますようお願い致します。
6、週に一度、四時川源流の水質検査及び周辺、敷地内、敷地内境界の大気ダストモニタリングを行うことを、環境省に求めて頂けますようお願い致します。
7、いわき市としても、四時川源流の水質検査及び周辺、敷地内、敷地内境界の大気ダストモニタリング調査の体制を整え、週に一度、独自の調査を行うことを求めます。


以上、7つの項目について、要請を致します。
原発事故によって原子力発電の安全神話は崩れ、私たちは大量に放出された放射性物質による被害を受けることとなり、それは今現在も続いています。想定外のことは起こるということを体験していながら、安全性は確保されたという言葉を鵜呑みにして、高濃度の放射性廃棄物の焼却による実証実験を受け入れることはできません。空や水の流れには境界線はありません。実証実験により、大気汚染による影響、水質汚染による影響を受ける可能性のある私たちは、この問題の当事者であり、それを建設地である青生野地区住民に限定することを受け入れることはできません。
原発事故の影響を受けながら暮らすという過酷な事態の中で、命と健康を最優先とした見解を持ち、鮫川村の放射性廃棄物の焼却実証実験施設建設工事が未来に与える影響を重く受け止めて頂くことを求めます。この重大な問題を、全国の人々が注目し、見つめています。いわき市長には、私たちの声を環境省に届けて頂くと共に、予防原則の視点から、いわき市民がこれ以上の健康被害を受けることのないよう、守って頂けますようお願い致します。
原発事故による影響を受けることになってしまった私たちが、今後もいわき市で暮らすためには対策が必要です。受けてしまったリスクをどのように減らしていくかということを考えなければならない事故の今は、危険と思われるあらゆる要因に対して、慎重に見極めなければならないのだと思います。    
いわき市で子育てをする母親たちは、元に戻すことのできない時間を悔いながら、必死に子どもを守り、暮らしています。命の源でもある水源が、汚染の可能性のある事業によって、危ういものとなるということは、更なる生きにくさを抱くことになってしまいます。ここで暮らす市民のために、どうかもう一度、慎重に事態を検討して頂けますようお願い致します。市長の正しい判断を願い、私たちは要請をさせて頂きます。

いわきの水と風の会
いわきを変えるゾ市民の会
いわきアクション!ママの会
いわき母笑みネットワーク
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by kazu1206k | 2013-05-25 10:43 | 環境保護 | Comments(0)