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鮫川村焼却炉事故で要請、市民団体

鮫川村の放射性物質を含む農林業系副産物の焼却実証実験施設が、8月29日に主灰コンベアのケーシング破裂事故を起こした問題で、いわき市内の4市民団体が、いわき市長宛の要望書を9月12日午後、いわき市役所生活環境部で提出しました。
4市民団体では、「いわき市民を守るためには再開はあり得ないという強い姿勢で、改めて、廃炉にすることを求めて頂くこと」「事故の原因究明について、市民側が依頼した外部の専門家による現地調査の実施の許可、いわき市として公平な立場にいる専門家による意見の聞き取り」「緊急時の連絡体制について、近隣自治体であるいわき市の住民を入れるよう改めて連絡体制の見直しを求める」「事故について、いわき市民への説明会の開催を求めること」など環境省といわき市に対して、住民の安全が担保されていない本事業の廃炉処分を求め、要望書への早急な回答を求めています。

●以下、要望書です。

平成25年9月12日
いわき市長 渡辺敬夫殿

鮫川村指定廃棄物焼却実証実験施設における事故についての要望書

 鮫川村の指定廃棄物焼却実証実験施設において、8月29日に発生した事故について、以下のように求めます。

1、 今回の事故を招いた原因調査結果の1次報告を受けて、改めて本事業の内容が、あまりにもずさんであったということが浮き彫りになったと受け止めます。本事業については、危険性を指摘し、近隣住民はもとより、全国からもたくさんの反対の声が上がっていました。その声を無視して環境省が強行に稼働に至り、本格運転からわずか9日目にして事故に至ったことは、重大な問題であり、実際に事故が起こってしまった今となっては、運転の再開を認めることはできません。9月5日、いわき市が環境省に対して行った申し入れの内容は「徹底した、更なる原因究明を速やかに行うこと」、「事故原因をふまえた安全対策・再発防止対策を講じること」というものでした。いわき市民を守るためには再開はあり得ないという強い姿勢で、改めて、廃炉にすることを求めて頂けますよう、お願い致します。

2、 調査報告によると、ゲートシリンダの閉め忘れなどによる人的ミスであったかのような報告になっていますが、そのような初歩的なミスの可能性のある事業を開始した環境省のずさんな態勢が明らかになったと受け止めます。改めて責任の所在を明らかにすることを求めると共に、人的なミスと断定するのではなく、本事業がもたらす被害の重大さを考慮し、振り出しに戻って、欠如していたあらゆる問題を追及するよう、いわき市として強く求めて頂けますようお願い致します。

3、 事故の原因、及び影響の究明について、環境省による内部調査のみでは、不安の払しょくには繋がりません。市民側が依頼した外部の専門家による現地調査の実施の許可を求めて頂けますようお願い致します。と同時に、いわき市としましても社会的実績を持ち、公平な立場にいる専門家による意見の聞き取りを行ってください。

4、 緊急時の連絡体制について、近隣自治体であるいわき市の住民が含まれていないことは、重大な問題です。距離的に見ても、鮫川村がいわき市の水源であるという問題からも、危険の及ぶ可能性のある近隣住民に対し、即時に連絡がなかったことは、更なる被曝を強いるという重大な問題に繋がることでした。

改めて連絡体制の見直しを求めると共に、それがなされない場合は事業の再開を認めないという強い姿勢で廃炉を求め、いわき市民の安全を確保して頂くことを求めます。

5、 今回の事故について、影響を受けた、あるいは受ける可能性のあった、いわき市民への説明会の開催を求めて頂けますよう、お願い致します。その場合、場所については、要望団体が示した会場にて開催することを求めます。

以上、5つの項目について要望します。原因が究明できるまでは運転を再開しないとのことですが、私たちは、原発事故の被害を受けた立場として、これ以上の不安を抱えて生きることはあまりにも過酷です。事故に至った原因についても、その後の対応についても、基本的なことを守ることができないということは、重大な問題です。住民の安全が担保されていない本事業について、断固として廃炉処分を求めて頂くと共に、要望については早急な回答を求めます。

以上

≪申し入れ団体≫
いわきの水と風の会
いわきを変えるゾ市民の会
いわきアクション!ママの会
いわき母笑みネットワーク
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by kazu1206k | 2013-09-16 01:56 | 環境保護 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k