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福島原発震災3年、わたしたちは負けない。

福島原発震災3年、2013年がまもなく終わる。
あれから2年10ヶ月近くたつが、依然として、福島原発事故は続き、政府の非常事態宣言は解除されていない。にも拘らず、福島原発事故は全国で「風化」にさらされ、被害者は「疲弊」を極めている。

頻発する地震のなかで、福島第一原発の危機は持続しており、毎時1000万ベクレル、毎日2億4000万ベクレルの放射性物質を環境中に放出しながら、4号機燃料プールの核燃料取り出しは2014年中いっぱい続く。高濃度放射能汚染水の海洋放出も止めることができないにもかかわらず、東電は依然事故収束は二の次で、経営優先・柏崎刈羽原発の再稼動に人員と財源を重点的に投入してはばからない。現場で事故収束作業に苦闘する作業員は、熟練労働者の離脱のなかで、多重労務構造下の劣悪な労働環境に泣かされている。

未だに14万人もの人々が家を追われ、家族を引き裂かれ、福島県内はもとより全国に散りじりになっている。人々は強制されて、ふるさとを奪われたまま、この年の瀬を迎えたのだ。
放射能汚染と長期の低線量被曝の強制、年間被曝線量20mSv以下への国と県による帰還促進、原発安全神話から放射能安全論へ忍従の押しつけが勢いをます。傷つけられた人々の取り返しのつかない日常が、あたかも当然であるかの如く、政府や自治体など行政や原子力推進の企業や学者などによって、押し付けられていく。
言いようのない深い悲しみが、澱のように沈み、時にこみ上げてくる。
これでいいのか。いいわけがあろうか。

わたしたちは叫ぶ。放射能の恐怖から開放され、自由な健康で文化的生活を営む権利の保障を求める。自主避難を含む避難者支援の継続、保養の制度化、非汚染食品の供給を求める。すべての被曝労働者の厳しい被曝管理・健康管理その他労働者の健康と生活を守るためのあらゆる措置を求める。原発事故子ども・被災者支援法の広範な適用から、原発事故被曝者援護法の制定へ、そしてわたしたち被害者が立って、福島原発事故の刑事責任を問い、加害者の理不尽を白日の下にさらし続ける。

福島原発震災3年、大晦日。わたしたちは負けない。わたしたちはあきらめない。
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by kazu1206k | 2013-12-31 21:35 | 地域 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k