総額3,306億円の26年度当初予算可決

　2月20日〜3月12日まで開かれた、いわき市議会2月定例会は、平成26年度予算案など市長提出の全議案87件を一部修正の上、可決・同意しました。また、「地方交付税の安定的確保を求める意見書」など意見書案4件も可決しました。

　議案のうち「出産祝金支給条例案」については、名称を「出産支援金支給条例」として「祝金」を「支援金」に改め、「祝福する」という文言を削る修正案が提出され、採決で賛成18、反対18の可否同数となったため、議長裁定により修正案が可決となりました。私はじめいわき市議会創世会は、名称変更と「祝福」の削除に理由がないため修正案に反対しました。このほか、消費税増税に伴い、納税義務のない市の公共施設等の使用料や手数料等が引き上げられることから関連8議案に反対しました。また、市民から出された「いわき市へ医学部誘致に関する請願」は、賛成14、反対18、退席による棄権4で不採択となりました。

　平成26年度予算は、東日本大震災からの「復興と再生を目に見えるかたち」にすること、「市民の皆様が将来に希望の持てるまちづくりを進めること」が特色とされ、規模は以下の通りです。
■ 全会計合計並びに一般会計は、復興事業の進捗に伴ない関連事業費が収束傾向…全会計合計3,306億円（前年比3.7％減）、一般会計1,596億円（前年比13.3％減）
■ 特別会計は、震災復興の土地区画整理事業の本格化による大幅増、国民健康保険事業及び下水道事業などの減で微増…特別会計1,215億円（前年比0.3％増）
■ 企業会計は、新会計制度適用となり、水道事業会計で改良工事費などの増、病院事業会計で新病院建設の造成工事費の増…企業会計379億円（前年比30.2％増）