汚染水問題、東電等を呼び特別委員会開催へ
2014年 04月 11日
報道によると、昨年7月9日採取の海側井戸地下水のストロンチウム90などのベータ線放射性物質濃度は、当初1リットル当たり89万ベクレルとされましたが、補正後は1リットル当たり3900万ベクレルと40倍以上になりました。
また、昨年8月発覚のタンクからの約300トンの汚染水漏れでは、当初、1リットル当たり8千万ベクレルと発表したものが、補正で1リットル当たり2億8000万ベクレルと大幅修正、この約300トンの漏えいは、一部が外洋に流出、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目に当たる「レベル3」。今年2月の約100トンの汚染水漏れの1リットル当たり2億4000万ベクレルを上回りました。
このように、放射能汚染水問題が深刻さを増す中で、いわき市議会は、来る4月23日午前、国と東京電力を呼んで、東日本大震災復興特別委員会を開催し、これまでの廃炉措置の進捗状況や汚染水対策の現状、凍土遮水壁の設置などについて説明を受け、質疑を行うことにしました。
