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石原発言に抗議文、いわき市議会が閉会

 6月5日から開催のいわき市議会6月定例会が本日19日閉会しました。
 いわき市議会6月定例会は、合計35 件の議案を可決しました。
 内容は、いわき市太陽光発電に係る公共施設の屋根等の使用料に関する条例など条例制定2件、資産割額の廃止で国保税が一部負担軽減になる、いわき市国民健康保険税条例等の改正やいわき市市営住宅条例の改正など条例改正7件、小・中学校等の校舎等地震補強事業費や小名浜魚市場等の整備事業費補助金、介護施設の開設準備経費補助金など総額約25億円の補正予算4件、その他17件(勿来学校給食共同調理場の改築や災害公営住宅新築等の工事請負契約10件、工事請負契約の変更1件、小名浜港背後地整備事業用地等の財産取得・財産取得の変更2件、指定管理者の指定1件など)、監査委員選任の同意など人事案5件です。 
 また、議員提出の「『手話言語法』制定を求める意見書」など5意見書も全会一致で可決しましたが、創世会から意見書案検討委員会に提出した「集団的自衛権行使を容認する解釈変更を行わないことを求める意見書(案)」は、3会派(志帥会・清政会・つつじの会)の反対により、本会議に上程されませんでした。
 私たちいわき市議会創世会は、指定管理者制度を導入する、いわき市市営住宅条例の改正案について、窓口が2箇所に減少することや車庫証明の交付がワンストップで取得できない等の市民サービスの低下が判明したため反対しました。
 一方、いわき市議会創世会は、石原伸晃環境大臣の中間貯蔵施設に関する「最後は金目でしょう」発言について、各派代表者会議での対応を求めたところ、各派代表者会議は協議の結果、住民の尊厳を踏みにじるもので到底容認できないとして、いわき市議会議長名で抗議文を発出することを決め実施しました。抗議文は、以下の通りです。


●石原伸晃環境大臣の中間貯蔵施設に関する発言に対する抗議文

 6月16日の石原伸晃環境大臣の記者団取材において、中間貯蔵施設建設の交渉について、「最後は金目でしょ」と発言したことが報道された。
 中間貯蔵施設の建設については、5月31日から住民説明会が開催されたところであるが、住民の疑問に対し十分な説明がなく、多くの住民は生まれ育ったふるさとの将来への不安に苦しんでいるところである。
 そのような中、石原環境大臣の発言は、住民の尊厳を踏みにじるとともに、関係自治体の復興に大きな影響を与える中間貯蔵施設の建設を滞らせるものであり、被災地でありながら多くの避難者を受け入れている本市においても到底容認できるものではない。
 よって、本市議会は、石原環境大臣に対して、断固抗議するとともに、今後は大臣自らが真摯で誠意のある態度を住民に示すよう求めるものである。

 平成26年6月19日

環境大臣 石原 伸晃 様

              いわき市議会議長 根本 茂

by kazu1206k | 2014-06-19 17:02 | 議会 | Comments(0)