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たらちねー「いわての復興教育副読本」に

 岩手県教育委員会は、2014年6月、東日本大震災を教訓にして、子どもたちの生きる力や災害へ備える力を高めようと、復興を担う人材育成を目指す「いわての復興教育」の副読本として、小中学生向けの「いわての復興教育副読本―いきる かかわる そなえる」を作成した。副読本は岩手県教育委員会の「いわての復興教育プログラム」の三つの教育的価値「いきる」「かかわる」「そなえる」の具体的21項目に対応して内容を構成し、学校用教材として全児童生徒分約10万部を配布した。
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 「いわての復興教育」は、震災後から岩手県内の公立小中高校で実施されているプログラムで、授業や生活の中で、「いきる」「かかわる」「そなえる」の3テーマに沿って、震災や復興について理解を深める教育が進められている。
 「いきる」では、津波を乗り越えて生き残った大槌町のイトヨや三陸鉄道の奮闘から、 生命の大切さや心の在り方、心身の健康を学ぶ。「かかわる」では、遠野市を拠点にしたボランティア活動や宮古市立津軽石中の郷土芸能復活などを取り上げ、人の絆の大切さや地域づくり、社会参画などを学ぶ。そして、「そなえる」では、自然災害発生のメカニズム、防災マップ作りや応急手当の仕方など、自分や家族の身を守る方法を示して、自然災害の理解や防災、安全への意識を育てる。
 この「そなえる」に、「放射線をへらす活動 たらちね会」と題して、『福島県のお母さんたちが、食べ物や服、体の放射線の数値をはかり、子どもたちを守る活動をしています。』と、「いわき放射能市民測定室 たらちね」の設立、活動内容が教材として、2頁に渡って取り上げられている。
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by kazu1206k | 2015-01-07 22:20 | 防災 | Comments(0)

佐藤かずよし


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