1月16日、福島原発告訴団の緊急集会「これでも起訴はできないのか!」と東京地検前行動が行われた。

参議院議員会館の講堂を満杯にした院内集会では、武藤類子団長のあいさつに続いて、岩波新書『原発と大津波 警告を葬った人々』の著者・サイエンスライター添田孝史さんが講演。添田さんは、政府事故調の協力調査員でもあった。東電が、大津波の予測をしていながら、電事連や保安院官僚とそれを葬ってきた事実を解説。

本を補完する「資料と補足のページ」。
http://soeda221.wix.com/tsunami
添田さんが配った資料。
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp
海渡雄一弁護士は、2015年告訴告発の説明。福島みずほ参議院議員も挨拶。佐藤和良副団長は、福島県民の怒りと悔しさ、被害の実態と告訴団の歴的闘いの意義を訴え。新たな告訴・告発について、2月15日から3月末まで、告訴人を再度募集し1万人を越す集団告訴の実現を呼びかけた。

また、東京地検前行動には、東京地検による2月2日の再捜査期限・処分決定にむけて、平日にも拘らず350人近い人たちが集まった。

保田行雄弁護士と河合弘之弁護士の挨拶に続き、作家の広瀬隆さんはじめ、富岡町から会津若松市に避難している古川さん、放射能ごみ焼却を考える福島連絡会の和田さん、長野県に避難している吉田さんが次々にアピール。東京地検に対して、「地検自らが起訴せよ!」「強制捜査をせよ!」「被疑者4人を起訴せよ!」「原発事故の責任を追及せよ!」と、検察審査会が起訴相当とした東電元幹部の起訴を求めた。

記録画像は、UPLANさんからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=2OxLETzinrU
20150116 UPLAN 添田孝史「原発と大津波~警告を葬った人びと」【これでも起訴はできないのか!~院内集会&東京地検前行動~】