初春の、めで鯛戌。
2006年 01月 01日
今年は戌年です。昨年、知人のお店で買い求めておいた、張り子の「めで鯛戌」を早速机の上におきました。この「めで鯛戌」を作製した「めでたや」の謂れ書きによると、江戸時代に生まれ、昭和初期まで讃岐地方に残されていた風習に「嫁入り人形」というものがあったそうです。主役は鯛や犬で、「メレタイ(めでたい)」「イマヌイ(去ぬまい)」と呼ばれた縁起物だそうです。その縁起を引き継いだのが、この「めで鯛戌」。あでやかな鯛と幸福を届ける犬が寄り添って、初春のめでたさをまるごと伝える、と書かれていました。
なるほどかわいらしい犬と色鮮やかな大きな目玉の鯛、めでたいかぎりです。
昨日、NHK-BSテレビで、イラク戦争で米英軍が使用した劣化ウラン弾により多くの兵士、イラク人、罪のないこども達が放射線被曝による犠牲になっている現実が報告されました。生まれてくる赤ちゃんにも親の放射線被曝による遺伝子障害で水頭症などの奇形児が多発しています。この米軍の軍事行動に日本の自衛隊を組み込み一体化するために、平和憲法が改悪されようとしています。そのための国民投票法案が1月下旬からの国会に議員立法として提出されようとしているのが、2006年元旦の日本です。
新年を迎えることができ、あらためて平和な世の中の尊さをかみしめています。今年も健康に留意しながら、ひとびとの心と心がつながるよう、ひとびとの暮らしが立ちいくよう、平和を守るために活動していきたいと思います。