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2.9検察審査会の激励と学習会

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 福島原発告訴団は、2月9日正午から東京地裁前で東京第一検察審査会の激励を行い、2015年告訴事件について経産省原子力安全・保安院や東京電力の津波担当の起訴を訴えた。
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 東京第一検察審査会にむけては、福島県内から参加した告訴人の富岡町、郡山市、いわき市、川俣町、田村市、福島市の住民から、5年を迎える原発事故被害の実態が切々と訴えられた。最後に参加した市民全員で「検察審査会は起訴してください」と霞ヶ関に轟くシュプレヒコールを行った。
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 午後1時30分からは参議院会館で「原発事故の責任を考える学習会」が鎮目宰司さん(共同通信科学部)を講師に開かれた。
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 鎮目さんの配信記事「福島原発事故前年失われたチャンス」では、「見送られた津波評価」として、原子力安全・保安院が「事業者の言いなり」となり、プルサーマル実施を優先したこと、プルサーマルの推進過程で津波対策をやらないという決定に当時の内堀雅雄副知事(現知事)が関与していたのではないか、などの指摘が紹介された。講演では、原子力安全・保安院の津波対策見送りについての庁内、東京電力、福島県のやりとりの詳細が報告され、参加者の質疑に応えた。
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 2015年告訴事件は、東京電力福島第一原発事故に関して、東京電力の津波対策担当者並びに経産省原子力安全・保安院の津波対策担当者及び原子力安全委員会と電事連の関係者など9名を業務上過失致死傷罪の被疑事実で、去年1月告訴・告発。東京地検は去年4月、全員不起訴としたため、告訴団は東京検察審査会に東電と旧経産省保安院の津波対策担当者計5名の審査を申立、現在、東京第一検察審査会で審査中だ。
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by kazu1206k | 2016-02-09 23:49 | 脱原発 | Comments(0)