原発事故被害者を切り捨てるな!12.4集会&デモ
2016年 12月 08日
中手さんは、父親を福島に残して母子で自主避難する世帯も多く、子どもが幼い場合は母親が働きたくても働けないとして「住宅補償を受けるのは私たちの権利だ」と話し、鴨下さんは「打ち切りは避難生活の破壊だ。内堀知事には打ち切り撤回を要求し続ける」 、福島さんは「臆せず進みましょう。私は退去しません。出て行かない。 私たちがすごすごと福島県に戻ってしまったら、子どもたちの保養の権利すらないがしろにされてしまう」 、松本さんは、自民党の福島県議幹部に支援継続を求めた際、「勝手に逃げたくせに、何だ」と非難されたこと、「勝手に逃げたと思われて、福島にとっては邪魔な存在なのでしょう。私だって本当は帰りたいですよ。でも帰れる状況に無いんです」と涙ながらに訴えました。そして、浪江町津島から福島市に強制避難中の今野美智雄さんは「いずれ自主避難者となるから自分の問題だ」と、住宅供与の打ち切りに対してそれぞれの避難の現場からの訴えがありました。
「原発事故被害者の救済を求める全国運動」の満田夏花さん、「避難の協同センター」の瀬戸大作さんも賛同メッセージ、瀬戸さんは「原発事故で避難した児童がいじめにあっている件で、マスコミから問い合わせがきたが、いじめは一過性の問題ではない。支援打ち切り決定などで、自主避難者が追いつめられているのに、それを放置してきたことこそ、避難者いじめだ」と訴えました。最後に集会アピールを採択して集会を終了しました。
集会後、「原発事故を忘れるな」「被害者を切り捨てるな」等と書かれたムシロの旗を手に、和製バンド「切腹ピストルズ」の演奏とともに、福島駅周辺を3.5キロ、1時間半にわたって練り歩き、住宅無償提供の継続を訴えました。