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文化財の防火訓練

 風のない穏やかな朝となった1月22日、26日の「第63回文化財防火デー」を前に、いわき市江名の江名諏訪神社で防火訓練が行われました。
 午前8時、いわき市消防団第2支団第一分団はじめ小名浜消防署員が江名港に集結。9時過ぎ、江名中学校の生徒が江名諏訪神社裏手の山林火災を発見、延焼中との想定で訓練が始まりました。市指定文化財の江名諏訪神社社殿からの文化財の搬出、小名浜消防署・第2支団第一分団の放水、江名地区住民による自主防災会や女性消防クラブなどのバケツリレーも行われ、参加者が一丸となって本番さながらの緊張した訓練を実施しました。
 文化財防火デーは、昭和24年1月26日、現存する世界最古の木造建造物である奈良の法隆寺金堂が炎上し、壁画が焼損したことに始まります。火災などによる文化財の危機を憂慮し、翌昭和25年に文化財保護法が制定され、その後、昭和30年に1月26日を「文化財防火デー」と定めました。第1回文化財防火デー以来、毎年1月26日を中心に全国で文化財防火運動が展開されています。
 いわき市においても、市、消防署、教育委員会、文化財所有者、地域住民等が連携・協力して、大切な文化財を守るために、毎年、文化財の防火訓練が実施されてきました。この日は、江名諏訪神社のほかにも国宝の白水阿弥陀堂、飯野八幡宮などでも防火訓練や特別査察などが行われました。
 参加者のみなさん、大切な文化財を守るために、訓練大変お疲れさまでした。

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by kazu1206k | 2017-01-22 22:51 | 防災 | Comments(0)

佐藤かずよし


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