東北都市監査委員会定期総会・研修会
2017年 05月 19日
1日目の定期総会では、開催都市の鶴岡市監査委員などの挨拶、5年以上勤続の監査委員などの表彰、榎本鶴岡市長、佐藤市議会議長の祝辞の後、議事に入り、報告として会務報告・平成28年度歳入歳出決算、議案審議として平成29年度事業計画・平成29年度歳入歳出予算など、審議の上議決されました。
研修会では、「都市監査基準の全体像を踏まえた内部統制とリスクアプローチ概説」と題して、公認会計士の村井直志さん (一般社団法人価値創造機構理事長 日本経営協会講師)が、監査の感性、都市監査基準の全体像、監査制度と内部統制の関係、リスクアプローチと内部統制、今後の監査実務対応の方向性などを講演しました。
2日目、「住民監査請求事例発表」では、平成28年度ー16都市26件のうち、米沢市、気仙沼市の事例報告を受けました。米沢市では28年度6件請求があり、4件は、中心市街地活性化計画の新文化複合施設新設工事請負契約に関する違法不当な公金の支出に関するもので、1件は住民訴訟になりました。気仙沼市では、震災復興事業の水産加工施設等集積地用地内の岩塊・コンクリート塊等の障害物除去工事請負契約に関する違法不当な公金の支出に関するもので、49年ぶりの監査請求でした。
また、庄内民俗学会代表幹事・元山形県立博物館長の春山進さんによる「日本遺産 出羽三山はなぜよみがえりの山なのか」の講演も行われました。
庄内平野は、新緑に包まれ薫風の中、田植えの真っ最中、車窓から、雪の残る出羽三山、鳥海山が神々しく望まれました。