「線量計が鳴る」いわき公演、大盛況
2017年 06月 18日
いわき市で小学・中学・高校(半年間)を過ごした俳優、中村敦夫さんの自作自演の舞台です。
満席の小劇場を埋めた観客のみなさんは、原発の町で生れ育ち、原発で働き、原発事故ですべてを奪われた元・原発技師のモノローグ〈独白〉に、原発事故で被災してきた自身の体験を重ねながら、食い入るように観入っていました。何故こうなったのか、今日そして明日をどう生きるのか、という問いを、会場のみなさんはしっかりと受けとめているようでした。
サプライズゲストのイラストレーター・黒田征太郎さんは、中村さんの演技を会場で観ながら触発されてイラストを描きあげ、舞台で披露してくれました。演技者と観客が想いを共有した、素晴らしい舞台でした。