刑事裁判初公判、会津報告会
2017年 10月 30日
報告会では、武藤告訴団長のあいさつに続いて、6月30日開かれた、東電福島原発事故刑事裁判の第1回公判を、支援団長が検察官役の指定弁護士の冒頭陳述、これまで隠され第1回公判ではじめて明らかになった証拠などから、「予見不可能で、結果回避可能性もない」と無罪を主張する勝俣元会長、武黒・武藤副社長ら3被告が15.7メートルの大津波を予見し、防潮堤の建設などの対策を立てながら、経営を優先して事故を回避することをせず、漫然と原発を稼働し続け過酷事故を引き起こしたことを、時系列を追って説明しました。
また、当日傍聴した会津若松市の片岡さんと西会津町の五十嵐さんから、第1回公判での一人一人携帯品を全部取り出ささせ、体を金属探知機と衛士によるボディタッチという「過剰警備」の様子、勝俣元会長など3被告の法廷での様子など、生々しい報告がありました。
報告後は、参加した皆さんからご質問とご意見を頂き、参加者の皆さんと共に学び合い、この裁判を広げていくための話し合いの場となりました。
会の終了後、報告会場の向かいにある会津若松栄町教会を見学させて頂きました。築106年という歴史的建造物で、野口英世博士も通ったという所縁もあると伺いました。震災後は、子どもたちのいのちと健康を守る活動を積極的に取り組んでおられます。
今後の県内報告会は以下の通りです。
<郡山会場>
(日時)11月 5日 (日) 14:00~16:00
(場所)郡山教組会館 会議室 (郡山市桑野2-33-9)
<福島会場>
(日時)11月19日 (日) 14:00~16:00
(場所)福島市市民会館 和室 (福島市霞町1-52)