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第43回いわき市総合社会福祉大会

 11月22日午後、いわきアリオスで開催された「第43回いわき市総合社会福祉大会」に出席しました。いわき市といわき市社会福祉協議会の主催です。
 民生・児童委員はじめ行政嘱託員、手をつなぐ育成会、社会福祉事業関係者など約1,000人が参加して、震災から6年が経過し、お互いが助け合い、支え合う関係づくりを進め、「誰もが住み慣れた地域で安全で安心して暮らし続けることができるまち いわき」の実現をめざして大会宣言を採択しました。
 大会では、社会福祉活動への貢献による表彰・感謝状などの贈呈のあと、記念講演が行われ、いわき市手をつなぐ育成会50年の歩みを、高村トミ子会長が講演しました。
 高村さんは、活動に入るきっかけになったダウン症の義妹さんとの出会いから「優しさを育ててもらった」と語り、「地域に出よう、街に出て、地域の中を変えていこう」と、この50年を振り返りました。
 以下に、大会宣言をご紹介します。

大会宣言

 近年、我が国において、少子高齢化、核家族化、更には、人口減少が進行するなかで、福祉ニーズは多様化・複雑化し、特に、「高齢者の孤立やひきこもり」「子どもの貧困」等に関する課題が顕在化してきました。
 そのような中で、地域住民と行政、福祉関係者等が協働・連携し、複雑かつ多様な生活課題の発見と課題解決に向けた、お互いさまで支え合う「新たな支え合い」の仕組みづくりを進めることが重要となっております。
 さらに本年は、民生委員制度創設100周年記念の年を迎え、地域福祉の中心となり活動してきた民生児童委員の活動に対して、より一層の期待が寄せられているところであります。
 本市においては、東日本大震災から6年が経過し、引き続き生活再建への取組みを着実に進めていく必要があります。
 本大会は、これまで多年にわたり社会福祉活動の発展に功労のあった方々を顕彰し、なお一層の活躍を期待するとともに、市民一人ひとりが「自助」、「共助」について改めて考え、お互いが「助け合い、支え合う」関係づくりによる「誰もが住み慣れた地域で安全で安心して暮らし続けることができるまち いわき」の実現のため、次のとおり宣言します。

1  誰もが住み慣れた地域で、その人らしい自立した生活を送れるよう、住民主体による住民支え合い活動づくりを推進しましょう。

2   すべての人が、権利を侵害されることなく、地域で自立した生活が送れるよう、権利擁護のための取り組みを推進しましょう。

3   すべての子どもが、より良い環境のもとですこやかに成長できるよう、地域ぐるみで子ども・子育てを支援しましょう。

4   高齢者やひとり親家庭などが、孤立することなく、安心して暮らせるよう、保健・医療・福祉の連携による地域福祉活動を強化しましょう。

5   すべての障がい者が、社会で支え合いながら、共に暮らせる地域づくりを進めましょう。

6   生活に困窮する世帯が、孤立することなく、安定した生活を送ることができるよう、関係機関等が連携し、生活課題の解消や早期自立に向けた取り組みを進めましょう。

7   社会福祉施設はその機能を活かし、地域住民との交流を深め、積極的に地域貢献活動に取り組みましょう。

8   市民の社会福祉に対する理解と関心を高め、ボランティア活動への参加を促進し、ともに支え合う地域づくりを進めましょう。

9   共同募金が、社会福祉の増進に果たす役割と使命を理解し、募金活動をさらに進め
ましょう。

10  東日本大震災からの復興を着実に推進し、地域住民が協働し、新たな地域コミュニティの構築に取り組みましょう。

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by kazu1206k | 2017-11-23 22:12 | 福祉医療 | Comments(0)

佐藤かずよし


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