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小名浜市民会議、野崎さんが講演

 11月22日夜、小名浜まちづくり市民会議の全体会議に出席しました。
 この日のテーマは「福島の漁業の現状と未来について」。小名浜まちづくり市民会議のメンバーでもあり、福島県漁連の代表理事会長、(株)酢屋商店社長の野崎哲さんが講演し、質疑応答を行いました。
 「福島県における試験操業の取り組み」として、相馬双葉地区といわき地区からなる福島県の漁業の現状と課題を話しました。
 多彩な魚介類に恵まれる「潮目の海」、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故以来の漁業について、約823億円超の被害となった福島県漁業の被災状況とこれまでの水産関連施設等の復旧状況、東京電力福島第一原子力発電所の事故による影響により、沿岸漁業は操業自粛、沖合漁業(まき網、サンマ等)は通常操業にあること、福島県が4万7千件のモニタリング検査を実施し、漁協としての自主検査による50ベクレル自主基準で進めている試験操業の取り組みと意思決定の流れ、国から出荷制限指示は現状で10種の魚となったものの、沿岸漁業の漁獲量は震災前10年平均の8%という低水準にとどまる現状、そして漁獲量の拡大・流通体制の再構築など本格操業に向けた課題などを話しました。

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by kazu1206k | 2017-11-24 13:11 | 農水商工業 | Comments(0)

佐藤かずよし


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