タウンモール・リスポの閉館
2018年 01月 14日
14日午後、「タウンモール・リスポ」のファイナルイベントに伺いました。 小名浜、いわき市民とともに歩んできた50年の思い出がいっぱい詰まった「小名浜名店街」、そして「タウンモール・リスポ」。愛されてきたリスポのファイナルに、名残を惜しむ市民が、大人も子どもも、まさに老若男女が大勢詰めかけていました。
わたくしも事業者や店員の皆さんに「ありがとうございました」「おつかれさまでした」と感謝の労いのごあいさつをさせて頂きましたが、歴代理事長経験者の先輩たちのお話や現役世代のみなさんの思いとこれからの事業展開をお聴きするたびに、目頭が熱くなりました。また、可能性を秘めたシオカゼマルシェやイベントを企画した若い世代の動きも、確かなものにしていきたい、と思いました。
「タウンモール・リスポ」の閉館は、事業者やテナント個店の事業や労働者の雇用、高齢者はじめ地域の消費者等への影響も少なくありませんが、それぞれの事業者や労働者のみなさんが新たな選択をしていくこととなり、タウンモール・リスポ閉店に伴う跡地は、大型スーパーの出店や新たな再開発ビルの建設などが予定されています。
小名浜地区では、港湾背後地に「イオンモールいわき小名浜」が今年夏6月開業をめざしており、商業はじめまちづくりに大きな再編の波が今押し寄せています。いわき市はイオンモール株式会社と「小名浜港背後地(都市センターゾーン)開発事業計画」を策定、事業の実施に関する基本協定を締結して、「商業サービス拠点づくり」「複合交流拠点づくり」のほか、「既成市街地との連携強化」事業も掲げています。
「タウンモール・リスポ」の閉館は、本町通りや汐風竹町通りなども含めて、本市とパートナーシップ協定を結ぶ小名浜まちづくり市民会議の要望や行政区、各種団体などの意向を踏まえ、民間事業者や市民と連携して、小名浜地区の「まちなか」の活性化をどう進めていくのか、いわき市としても、改めて問われることとなりました。