津波被災地・薄磯地区で意見交換
2018年 03月 12日
午後4時すぎ、薄磯地区区画整理事業や防災緑地、海岸防潮堤などの状況を、区長さんらの説明を受けながら視察後、慰霊碑で線香を手向け、津波犠牲者のみなさまのご冥福を祈りました。
午後6時より災害公営住宅薄磯団地の集会所で、薄磯地区復興対策協議会との意見交換会を行いました。復興協議会や区長さんなど地区の代表のみなさんから、地区の現状と問題点、住民みなさんの生活再建や課題をお聴きし意見交換いたしました。
災害公営住宅薄磯団地は、103の入居可能世帯数に対して現在99世帯の入居で小学生7名、中学生5名という現状であること、薄磯地区区画整理事業は185区画中、10世帯入居、15世帯工事中の状況で空き区画の問題があり、空き地利用対策で「市の土地を建て売り住宅や企業誘致できないか」、また被災者の生活再建・支援で「災害公営住宅の家賃減免の期限切れ、空き室の増に伴い共益費も増えることへの対応どうするか」「災害公営住宅の減免継続をしてほしい」などの要望がありました。さらに、「人口減の中で、薄磯地区の魅力をどう高めるか」「子育てにやさしい薄磯をアピールする」「保育所から小・中学校の一貫校に出来ないか」などの意見や31年3月供用開始の「震災メモリアル施設」について「学習施設としての活用。防災ツアーなどで活用ができないか」、さらに「スケートボード、イベントの計画があり、駐車場脇の空き地借りられないか」などの意見が出されました。
復興創生対策特別委員会では、4月にも津波被災地での調査・ヒアリングを継続し、いわき市はじめ国など各関係機関との意見交換も実施しながら、今後、提言を取りまとめていく予定です。

