モニタリングポストの継続配置、いわき市長に要望

4月23日午前、いわき市役所で、「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会・いわき」のみなさんが、清水いわき市長に面会して、「モニタリングポストの継続配置を求める要請書」(下記に掲載)を提出しました。
要請には、小さな子どもさんを連れたお母さんなど15人が参加し、原発事故が収束していない中で、学校や保育所などに配置された、モニタリングポストを撤去することの理不尽さや子育て中に撤去される不安が訴えられました。モニタリングポストの撤去による、「放射線の見せない化」によって、事故を忘れさせようとしているとの指摘もされました。また、原子力規制委員会が市民の意見も聞かず、結論を押し付けてくる手法にも異議があり、おかしいとも訴えられました。
これに対して、清水いわき市長は、1月に更田規制委員会委員長にあった際に、直接、継続配置の要請をしたことを踏まえて、「みなさんの不安の声を伝えていきたい」「県内の自治体と協議し、あらためて国に要請したい」「いわき市選出の県会議員、国会議員にも市の立場を説明し、要望していきたい」などと応えました。

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いわき市長 清水敏男様

モニタリングポストの継続配置を求める要請書

日頃のご尽力に感謝申し上げます。
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、福島県内の学校や保育園などを中心に設置されたモニタリングポスト(リアルタイム線量測定システム)について、原子力規制委員会が、2018度から避難指示区域に指定されていた自治体などを除き、線量が低くなったとして撤去するとしたことに対し、私たちは大きな不安を抱えています。
原子力規制委員会は、この件については福島県及び県内市町村への意見照会を経て決定見直しを行うとし、清水市長は「市民の東電に対する不安感・不信感がまだまだ解消されていない現段階においては、更なる市民の安心確保のためにリアルタイム線量測定システムの継続配置が必要不可欠である」「当該システムの運用を継続すべきであり、 現段階での廃止・撤去は時期尚早である」「廃炉が完了するまでは継続して設置すべきであると考える」という意見を提出し、1月10日に更田委員長がいわき市を訪問した際には、直接、継続を申しいれているのにも関わらず、それを無視する形でこのような決定がされたことは、市民の意見、安心や安全を軽視する原子力規制委員会の姿勢の表れであり、私たちはその強引さには大きな憤りを感じています。
清水市長が私たち市民の意見を伝えてくださったことに対しては、心から感謝致します。今後もその姿勢を貫き、強く求め続けていただけますよう、お願い致します。

2018年 4月23 日


要 請 事 項

1.​東京電力福島第一原子力発電所事故によってもたらされている不安の要因は、空間線量の高低だけに留まるものではありません。事故後にとられたモニタリングポストの設置という措置について、それが不要であるかどうかの判断する「決定の権利」は私たち住民が持つものだということを訴えてください。

2.​原発事故はいまだ継続中であることを踏まえ、空間線量を可視化することにより安全を確認することのできるモニタリングポストは、私たち住民の最低限の「知る権利」を保障するものです。撤去については廃炉作業が全て終了してから行うこととし、配置継続を訴えてください。

3.​住民説明会については、市民から「開催したことで理解を得られたとする既成事実をつくるためのものではないのか」という声があがっています。モニタリングポスト撤去を前提として開催するのではなく、住民の「知る権利」と「決定の権利」を尊重する場とし、住民の意思を聴くことを目的とするよう求めてください。また、開催する場合は、情報収集が困難な住民をとりこぼすことなく、すべての住民に周知するよう求めてください。


【要請団体】 モニタリングポストの継続配置を求める市民の会・いわき

【賛同団体】
TEAMママベク 子どもの環境守り隊
いわきを変えるゾ市民の会

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by kazu1206k | 2018-04-23 12:49 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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