豊田市の地域自治システムー創世会で行政視察
2018年 05月 17日
視察のテーマは「地域自治システムについて」。
豊田市役所で、地域振興部自治推進室の地域振興課長さん等から「地域のことは、地域で決める」と、合併後の都市内分権を推進する、豊田市の地域自治システムの事業内容を伺い学ばせて頂きました。
人口が拡大してきた豊田市。「地域のことは、地域で決める」をモットーに、中学校区単位での思考と対応として「地域会議」を設置。地域会議は、地域の各種団体から推薦された2年任期のメンバー20名以下で構成され、現在の構成員は全体で501名。実行組織は、自治区などの地域団体が行なっています。
事業内容として、「わくわく事業」は、市民活動支援事業で1地域会議あたり年500万円。地域会議が審査しています。「地域予算提案事業」は、1地域会議あたり2000万円の枠で、地域会議が発案した個別事業を市が実施する仕組みです。その他の取り組みとして、地域カルテを作成して活用しています。
豊田市は、各地域会議に1名の地域振興担当員を配置して対応していますが、職員の配置と資質、スキルアップに課題があると話していました。
いわき市も広域合併都市として、都市内分権が課題であり、私も以前から指摘し取り上げてきました。昨年から、いわき市は「共創のまちづくり」を進めるとしており、「地域のことは、地域で決める」と地域自治を進める豊田市さんの地域自治システムは、参考になるところが多くありました。今後、いわき市での取り組みに活かしていきたいと思います。