さようなら原発全国集会
2018年 09月 17日
俳優の木内みどりさんの司会、主催あいさつでルポライターの鎌田慧さんは「福島原発事故から7年半が過ぎ、原発に反対する人が圧倒的だが、一部の利益のために再稼働されようとしている。原発を認めない運動をさらに強めよう」と。呼びかけ人で作家の澤地久枝さんも「ひどい政治が続いているが、あきらめずに発信を続けよう」と訴え。
福島からの訴えでは、神奈川県に避難をしている「福島原発訴訟かながわ原告団」の村田弘さんが「「帰れない避難者の住宅支援をうち切ろうとしている内堀知事。8/27に帰還困難地域の区域内避難者の住宅支援の打ち切りが発表された。避難者がいないことにしようとしている。東京オリンピックまでに被災者を切り捨て、整理をしたい安倍政権の方針だ。国と東電の責任をはっきりさせる。鬼になって立ち上がる。あらゆることをやっていく。」と。福島原発刑事訴訟支援団の佐藤和良は「刑事裁判で多くのことが明らかになってきた。津波対策を2008年に決めていた。常務会で了承していたことが、検察官面前調書として証拠採用された。東電は経営を優先して、命を守らなかった。刑事裁判の結果は民事裁判に大きな影響を与える。10月には被告人尋問となる。東京地裁に傍聴に駆けつけ、市民は有罪を求めていると示して欲しい。年内求刑、来年春に結審して4月終わりまで判決を出す可能性もある。」と支援を呼びかけました。
茨城の東海第二原発の再稼働問題で、東海第二原発訴訟原告団の大石光伸さん。原発ゼロ法案を求める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」の吉原毅さん(城南信用金庫顧問)。沖縄の辺野古新基地問題で「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」の与儀睦美さん。「戦争させない・9条壊すな総がかり行動実行委員会」の福山真劫さんらが発言しました。
閉会は、呼びかけ人で作家の落合恵子さんが「いのちと暮らしを犠牲にする政治はまっぴらだ。防衛よりも防災が大切だ」と訴えました。その後、参加者は渋谷駅前など2つのコースでデモ行進を行いました