今年度の地区敬老会
2018年 10月 12日
いわき市は、高齢者に敬意を表し福祉の増進を図るため、敬老祝金と敬老行事(地区敬老会とスパリゾートハワイアンズ招待事業)を行っています。
・地区敬老会は、市内13地区で70歳以上の方をお招きして、結婚50年の金婚夫婦を表彰。出席者全員に記念品を贈呈し、アトラクションなどを行って楽しんで頂くものです。
・敬老祝金は、満88歳の方に5万円、100歳に達した方に20万円を贈呈。
・スパリゾートハワイアンズ招待事業は、 70歳以上の方を、温泉施設に無料招待したいという常磐興産株式会社の厚意に賛同し、敬老会招待はがきに無料招待券を印字し、同時通知。本人と付添者1名を9月から11月末まで無料で招待しているものです。
年々高齢化率は上がっていますが、地区敬老会の参加者は年々減少している現状です。この14年、敬老会に出席させていただいている実感としては、震災以降この数年、参加者の減少が顕著な感じです。昨年は、お米が記念品になって足りなくなり、後日配布する一幕もありましたが、お米を受け取り式典には参加しない人も多数でした。毎年、知人の参加も見られますが、70歳を超えて継続して式典に参加されている方はそう多くない感じです。
地区敬老会の参加者が年々減少している原因は、高齢化率の上昇の中で、高齢者福祉の現状が必ずしも高齢者自身にやさしく満足のいくものとなっていない、行政主催行事に参加する意義を感じない、行事内容に興味がわかない、会場への交通機関が確保できない、地域での広報や勧誘もない、などなど、「出かける気にならない」要素がいくつか考えられます。
いわき市の敬老事業は、敬老祝金と敬老行事(地区敬老会とスパリゾートハワイアンズ招待事業)ですが、地区敬老会(市内13地区)のあり方については、開催の意義、開催場所、行事の内容、記念品、参加する場合の交通確保、広報、予算など、いよいよ検証し、改善する必要性が現実的になってきた感があります。