31年度予算要望を市長に提出、創世会

 いわき市議会創世会は、11月9日午後、平成31年度予算要望をいわき市長に提出しました。
 市民の皆様はじめ市内各団体のご意見やご要望をまとめたもので、「復興創生に向けて」「医療・福祉の充実」「教育の充実」「生活環境の整備・充実」「社会基盤の再生・強化」「経済・産業の再生・創造」「スポーツ・文化・観光の充実について」の7つの柱・57項目です。
 清水市長は、要望のうち、10項目について、以下のように回答しました。
 「リアルタイム線量測定システムの継続配置は、国に強く要望していく」
 「3歳児健診時における簡易精密屈折検査機器の導入は、検討する」
 「障がい者関係の要望は、これまで以上に福祉に光を当てていく」
 「小中学校の全教室へのエアコン設置は、国の動きを踏まえ予算69億円を確保したい。11月定例会に調査費を計上する」
 「教職員の多忙化解消での校務支援システム等の導入に関連し、部活動に対する市の指針を発表する」
 「(仮称)動物愛護センターの早期整備は、市の単独負担となるため、空き公共施設を利用したい」
 「公共施設の受動喫煙防止対策は、五輪に向けて判断したい」
 「通学路の安全確保で民間ブロック塀は、国の支援策に呼応して検討したい」
 「小規模修繕契約希望者登録制度の受注機会の拡充と上限額の引き上げは、趣旨に沿って徹底したい」
 「生活習慣病予防のための運動習慣づけの政策の実践は、来年を健康元年に位置付けて進めたい」。

要望書は、以下の通りです。

平成31年度  予 算 要 望 書

平成30年11月9日   いわき市長 清水 敏男 様

いわき市議会 創世会   会 長  上壁 充


平成31年度予算編成に対する要望について

市当局におかれましては、本市の復興・創生並びに、いわき市の発展と市民福祉の向上に向け日夜ご尽力されておりますことに、心より敬意と感謝を申し上げます。また、私どもいわき市議会創世会の議会活動に対しましても、深いご理解とご支援・ご協力を賜っておりますことに、重ねて感謝と御礼を申し上げます。

さて、東日本大震災から7年8か月が経過いたしますが、本市においては、「震災復興土地区画整理事業合同竣工式典」の開催や、12月の「いわき市医療センター」完成記念式典など、ハード面での復興・創生は順調に進行して参りました。しかし、市民生活に身近なソフト面等における復興・創生に対しては未だ道半ばであり、現在でも市民の生活環境の改善をはじめ、各種団体・企業などからも様々な要望や意見が寄せられております。

この事から、私ども創世会としては、東日本大震災以前よりも住みやすい、住んでみたいいわき市を築き上げるためにも、市民をはじめ各種団体の要望を取りまとめました。

つきましては、清水市長はじめ各執行部におかれましては、創世会の要望に対して深いご理解を頂き、平成31年度予算編成に反映していただきますよう要望いたします。

1 復興創生に向けて

(1)被災者の公営住宅家賃支援と細やかなケアを充実させること。
(2)事業及び営業、自主避難など30キロ圏外の原子力災害に伴う充分な損害賠償を引き続き東京電力に求めること。
(3)放射線量を下げるため、子どもの生活の場をはじめ地域のフォローアップ除染を東京電力と国の責任で行わせること。
(4)中間貯蔵施設の整備・搬入の促進を国に求めること。
(5)原発事故の収束と廃炉に向けた政府機関として「事故収束廃炉庁」の設置を国に求めること。
(6)原発事故による健康被害を防止するため、子どもたちのリフレッシュ保養の制度化を国に求めること。
(7)原発事故による健康被害を防止するため、福島県内外における健康診断の充実・拡充と医療費の減免について「原発事故子ども・被災者支援法」第13条第2項・第3項の具体化のための立法措置を国に強く求めること。
(8)原発事故避難者への住宅無償提供の継続を県と国に求めること。
(9)幼稚園・保育園・学校等の放射線量の定期的な測定を義務付けし、ホットスポットがあった場合には速やかな除染をすること。
(10)東京電力福島第一第二原発の廃炉まで、リアルタイム線量測定システムの継続配置を国に引き続き求めること。

2 医療・福祉の充実

(1)3歳児健診時の視力検査の際に簡易精密屈折検査機器を導入し、保健師等による検診を行うこと。
(2)胃がん発症を減少させるため、中学生を対象としたピロリ検診の実施を検討すること。
(3)いわき市医療センターでの腎臓病の治療が完結できるよう診療科の拡大を行うこと。
(4)地元中小企業への市独自の障がい者雇用助成金の創設、障がい者多数雇用企業へ減税・助成等の施策で障がい者雇用推進を図ること。
(5)いわき市職員の障がい者雇用を促進すること。
(6)福祉避難所となった指定事業所に対し、折り畳みベッドなど備品配置を進め受け入れ態勢を確立すること。
(7)防災避難計画に基づく防災訓練を実施するにあたっては、障がい者   も参加出来る態勢を確立すること。
(8)(仮称)障害者差別解消推進条例を制定すること。
(9)介護・福祉施設のスタッフ確保のためのいわき市独自の待遇改善や就職支援策を検討すること。
(10)ヘルプマークのタグ配布の推進及び理解を深めるために啓発を行うこと。
(11)就労継続支援A型における行政事業への参入拡大を検討すること。
(12)いわき市チャレンジ雇用後、市職員として採用を検討すること。
(13)障がい者雇用の充実のため、いわき市独自の送迎サービスやデマンド交通などを実施し、通勤のための交通手段の援助を行うこと。
(14)発達障がいの早期発見、療育、支援が出来るシステムの構築をすること。
(15)生活困窮者の方の実習受け入れや雇用を市及び市関連施設等にて
積極的に受け入れ、生活困窮者雇用について民間企業などに対しての 啓発活動を推進すること。

3 教育の充実

(1)小中学校の全教室にエアコンを設置すること。
(2)被災に係る児童・生徒への就学援助について、平成31年度以降も引き続き行うように国に求めること。
(3)学習困難児童・生徒のための学習支援員、生活支援員の配置を拡大すること。また、支援員の賃金引上げなど待遇改善を行うこと。
(4)1学級30人以下の少人数学級を計画的に中学校3年生まで実施するよう、国に要望すること。
(5)教職員の多忙化を解消するために校務支援システム等の導入を図り、子どもと向き合う時間を十分に確保すること。
(6)教科書及び副教材で家庭で使用しないものは学校に置いていけるように検討すること。

4 生活環境の整備・充実

(1)下刈り、枝打ち、除伐、間伐等、花粉症対策のためにも総合的な林業の拡充を図ること。
(2)鳥獣被害対策として、侵入防止対策、個体数の調整、周辺環境の整備、捕獲報償金の予算確保など総合的な対策を強化すること。
(3)(仮称)動物愛護センターを早期整備すること。
(4)公共施設における受動喫煙防止対策の強化を図ること。
(5)公共施設における化学物質過敏症対策を図ること。
(6)地区の実情に応じた新たな公共交通網の整備を図ること。
(7)飼い犬・飼い猫の不妊去勢手術費一部助成と所有者のいない猫の不妊去勢手術費一部助成の予算額を増額すること。

5 社会基盤の再生・強化

(1)老朽化した支所等の改築にあたっては、住民意識調査を実施し、支所機能と地域活性化を図る総合施設として順次整備すること。
(2)道路改修補修・雑草の除草等の土木、公園・市施設の維持補修費を増額すること。
(3)JR勿来・内郷駅構内路線跨線橋へエレベーターを設置するようJRへ働きかけること。  
(4)国土調査を推進すること。
(5)国道・県道・市道の渋滞解消と通学路の安全確保を図ること。

6 経済・産業の再生・創造

(1)就職支援、起業・承継支援、居住支援、各種生活情報提供などワンストップで実施するUIJターン受け入れ環境の整備をすること。
(2)常磐湯本地区まちづくり計画を推進すること。
(3)商店街活性化のため、リノベーション支援事業について県制度との連携、市助成金制度を創設すること。
(4)公共工事における、賃金確保条例(公契約条例)を制定すること。
(5)小規模修繕契約希望者登録制度において登録業者を増やす取り組みを行うとともに、受注機会の拡充と上限額の引き上げを検討すること。
(6)住宅リフォーム助成制度を拡充すること。
(7)農業の振興策の支援を強化すること。
(8)漁業経営改善普及事業費補助金の支給継続、本市の水揚げ量増加のため、廻船誘致対策事業費補助金を増額すること。
(9)漁業再開支援業務を継続すること。

7 文化・スポーツ・観光の充実

(1)(仮称)いわき地域総合博物館構想を構築すること。
(2)ジオパーク認定の取組みを行うこと。また「砂の博物館」構想を検討すること。
(3)生活習慣病予防のための子供から高齢者まで広く運動の習慣をつける政策を実践すること。
(4)照明設備のあるテニスコートを整備すること。
(5)山の日制定に伴う山の観光の促進を図ること。

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by kazu1206k | 2018-11-09 22:48 | 議会 | Comments(0)