アンサンブル・ララ・ソモス いわき公演
2018年 11月 28日
視覚障がい者を中心に構成しマラカス、クワトロなどの民族楽器が加わった素晴らしいアンサンブルでした。ベネズエラのララ州の歌曲やボサノヴァの名曲「イパネマの娘」、そして「上を向いて歩こう」や「サトウキビ畑」「ふるさと」など日本のメロディまで披露される。ベネズエラ出身のソプラノ歌手、コロンえりかさんが特別ゲストで、日本でも始動しているホワイトハンドコーラスの指導者。その交流ステージは、聴衆を魅了し会場と一体となる盛り上がりでした。主催は、東日本大震災の被災地の子供達を支援する音楽プログラム事業を進める、エル・システマジャパン。
ヴォーカル・グループ「ララ・ソモス」は、南米ベネズエラが世界に誇る画期的な音楽教育システム「エル・システマ」から生まれました。メンバーのうち、視覚障がいを持ちながら、エル・システマの優れた「特別教育音楽プログラム」によって音楽の才能を開花させ、ザルツブルク音楽祭やミラノ万博にも招待されるほどの卓越したハーモニーを世界中で披露しているとのことです。今回のいわき公演は、同じエル・システマ出身の世界的コントラバス奏者、エディクソン・ルイース氏(ベルリン・フィル団員)が取り持つ、いわき市とエル・システマの絆によって、実現したとのことです。
今回の公演は、京都コンサートホールからスタートし、いわき公演、相馬市の学校訪問、そして12月1日に、東京芸術劇場でのガラコンサートを迎える予定です。


写真提供:いわき芸術文化交流館アリオス