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東日本大震災・原発震災から7年10ヶ月

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 東日本大震災・原発震災から7年10ヶ月の月命日。1月11日午前の小名浜港。
 小名浜港湾エリアは、マリンブリッジが完成し、船舶の大型化と貨物取扱量の増大に対応する、南東北の国際物流ターミナルの整備を目指した、小名浜港東港地区の埋立地が、次第にその姿を広げ、変貌を遂げつつあります。アクアマリンパークに沿って、港湾背後地開発事業の中心商業施設イオンモールいわき小名浜が昨年6月に開業し、福島県中通りや茨城県北部など近隣市町村からの集客がある一方、市街地側の核であったタウンモールリスポの閉店によって、年来の課題である市街地と港湾エリアの回遊性は、確保されるに至っていません。
 また、沿岸漁業の試験操業が続く中で、事故収束作業が続く福島第一原発からのトリチウムやストロンチウムなどを含む汚染水の海洋放出問題が、漁業者始め市民に重くのしかかり、原発事故の罪深さを否応なく痛感せざるをえない現状です。
 依然として、2011年3月11日に出された、政府の原子力緊急事態宣言は、続いています。
 にもかかわらず、年間追加被ばく線量20ミリシーベルト以下であれば、帰還しても良いという政府の帰還政策が、東京オリンピックをメルクマールに拍車をかけています。年間追加被ばく線量20ミリシーベルトから50ミリシーベルトの居住制限区域まで、避難指示が解除されており、50ミリシーベルト以上の帰還困難区域でさえ、特定復興再生拠点として、部分解除が始まっているのです。
 人々の生存権を蔑ろにする、政府の帰還政策という暴政が続いています。





by kazu1206k | 2019-01-12 23:04 | 地域 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k