鎮魂の3.11、原発震災8回忌。
2019年 03月 11日
改めて、東日本大震災、福島原発事故で犠牲となられた方々に哀悼の誠を捧げますとともに、被害を受けたすべてのみなさまに、心からお見舞いを申し上げます。
どうしようもなく澱のように重くのしかかる日々が続き、この日を迎え、いわき市東日本大震災追悼式に出席しました。
夜来の雨が朝には嵐のごとく大粒の涙となって溢れ、悔しさがグッとこみあげてきます。こみ上げる8回忌。
事故も収束せず、暮らしも生業も、再生には程遠い。まだ何も解決していない。ひとりひとりが数々の思いを抱えて、ここまでやっと辿り着いたというのに、国主催の「東日本大震災八周年追悼式」では、「八周年記念式典」と開会宣言する官房長官がいる。何をか言わんや、である。「被災者に寄り添う」という言葉が虚しく響きます。力による正常化=復興の陰で、分断され、心を病む人も数多い。人々を自死に追いやる、国の棄民政策も9年目に入るのです。
ほんとうに悔しい。
けれど、負けてはいられません。
明日3月12日は、原発事故の責任を問われ、業務上過失致死傷罪で強制起訴された勝俣元会長はじめ東電元経営陣3人の刑事裁判の結審の日です。何としても国民世論の声で、厳正な判決を勝ち取らねばなりません。
「東北圏と中央を結ぶユニークな政治経済情報誌」政経東北3月号に、『福島原発・刑事裁判録 「責任逃れ」に終始した旧経営陣3被告』を寄稿させていただきました。ご覧頂ければと思います。

