ママベクと市の協議、要望書提出
2019年 03月 25日
お母さんたちは、子どもたちの行動範囲を母親目線で細かく調べ、目には見えない放射能を可視化させながら、結果を行政に報告し必要があるところは対策を求め、子どもたちの被曝を少しでも低減して生活環境を整えることを目的とする測定活動を続けています。市内の小中学校の測定は、すでに3巡目を終え、その結果をいわき市に報告し、対応を求めてきました。
いわき市は、お母さんたちの活動に理解を示し、いわき市教育委員会の許可のもとに、子どもたちの環境改善のために共に向き合い、行政担当課である除染対策課、学校支援課、こどもみらい課から担当が出席し協議を行ってきました。
今回は、以下の内容が協議がされ、下記のような要望が出されました。
●いわき市からの報告
⑴走行サーベイによる通学路モニタリング調査
・福島県が18年7月から8月の2ヶ月測定を実施してまとめ、県のホームページにマップとして掲載。最大0.367μSv/h、最小0.008μSv/h、平均0.070μSv/h。通学路は、市教委から県に提供している。
⑵除去土壌等の搬出計画
・31年度、小中学校39校、幼稚園・保育所18園。
●協議
①全回までに提出した小中学校のホットスポットの検証
・いわき市赤字マーキング校の回答は、5月連休明けに。
ーママ:樹木等の影響地点の除染の継続。
②③走行サーベイ
ーママ:県HPに未掲載の通学路もあるので全部掲載して、詳細な公表を県に求めてほしい。
④子ども遊び場除染事業
ーママ:影響地点の除染の継続を。
⑤国県要望
ーママ:必要な予算を継続して求めてほしい。
要望書
2019 年 3月 25 日
いわき市長 清水敏 清水敏 男様
日頃のご協力に、心から感謝を申し上げます。
私たちの測定活動は、今年で6年目を迎えました。 多大なご尽力をいただきましたことにより、 子どもたちの環境は徐々安全を取戻すことができており、 詳細なモニタリングを行う中で見つかった局所的なホットスポット等についても、事故直後と比べれば、だいぶ減少させることができました。
しかし、 報告の通り、いまだ取り除くことのできない汚染もまだ存在しており、事故が今尚収束していなこと、地形や気象による汚染の集積や移動を考えれば、モニタリングについては、 長期的な取り組みが必要 だと感じてい ます。
未曽有の事態に向き合っていくためは、ここに立つ私ち自らが新な方法を生み出していかなければらず、その方法につは していかなければらず、その方法につは していかなければらず、その方法につは していかなければらず、その方法についてはこれからも追究を重ねながら協働による被曝防護を目指していきたいと思います。
大切な子どもたちを追加被曝のリスクから守るため、 できる限りの予防原則に従ってその要因を取り除き、安心得るために、 次のことを要望致します。
1、 樹木等の影響により、除染後も線量が低下しない箇所等については経過観察とするのではなく、 線量 低減のための除染等を継続的行ってください。
2、 走行サーベイによる通学路モニタリング結果によると、最大値は今なおかなりの高線量が目立ちます。 測定結果を被曝防護に生かすため、公表は平均値とせず、線量の高い場所が分かるような詳細な測定値の公表を行ってください。
3、 走行サーベイによる測定は、自動車が通れる道路のみの測定ですが、子どもたちの通学路は、安全性を考え、自動車の通らない道路も多く使われています。被曝防護のため、また、保護者の不安を払拭するため、 徒歩による詳細なモニタリングを引き続き求めます。また、 把握している範囲内での通学路地図の提供を求めます。
4、 学校敷地内に放置された土嚢袋等に関しては、「子ども遊び場除染事業 」により撤去していただいたと伺っていいます。引き続きの対応を求めることに加え、除染等により伐採された木などについても現場に放置せず、同様に撤去をしていただけますようお願い致します。
5、 原発事故の影響から地域大切な子どもたちを守るため、国や県に対しては、これからも必要な措置を求め続けて頂ますようお願い致します。
TEAMママベク 子どもの環境守り隊
