厳正判決を求める福島県集会開く
2019年 04月 21日
昨年12月、東電福島原発事故で強制起訴された勝俣恒久元会長・武藤栄元副社長・武黒一郎元副社長ら旧経営陣3被告人に対し、業務上過失致死傷罪の法定刑として最大の禁錮5年が求刑され、本年3月に結審した東電刑事裁判、判決は9月19日に言い渡されます。
有罪判決を勝ち取るために開かれた県民集会では、まず4人の弁護士から、「双葉病院の被害者について」「弁護側最終弁論への反論」「検察側指定弁護士の論告・求刑」「刑事裁判の意義」などが詳しく報告されました。
さらに、被害者遺族の方の証言のよみあげに続き、原発事故9年目の思いを郡山市や田村市在住の方々、金沢に避難中の方など5人の方がリレートークを行い、切々とした訴えました。被災当時から、原発事故によって如何に普通の暮らしが壊され、放射線の被曝と向き合ってこざるをえなかったか、事故当時に妊婦さんだった方の生の声に、会場からは啜り泣きも聞かれました。
最後は、支援団のオリジナルソング「真実は隠せない」を合唱し、9月の判決に向けて、報告会やミニ集会などを県内各地で開催し、厳正判決を求める世論を高めていくことを確認しました。
