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96,518筆の署名で国会請願、原発事故被害者の救済全国運動

 4月24日、衆議院第一議員会館で、原発事故被害者の救済を求める全国運動主催の「国会に声を届けよう 請願署名提出集会」が開催されました。
 全国運動4回目の請願は「原発事故被害者に安心して健康に生きる権利と知る権利の保障を求める」請願で項目は、①原発事故避難者の実態把握に基づく支援の実施、 ②健診の福島県外への拡大、内容の充実、医療費の減免、子どもたちの保養のための措置、③モニタリング・ポストの継続設置、④ALPS汚染水の放出・汚染土の再利用による放射性物質の拡散--の4項目でした。
 全国運動の請願署名は、2013年に行った第1期197,617筆。第2期131,005筆。2016年の第3期は193,197筆。今回の第4期は、96,518筆です。4期合わせると618,337筆の署名を提出したことになります。
 請願の採択は、残念ながら、これまで一度だけ請願項目の一部、原発賠償請求の消滅時効3年を10年間に延長を求めたことだけです。他はすべて審議未了となっていますが、政府の不作為で、原発事故被害者が苦しんでいる現状にあって、被害者が安心して健康に生きる権利を求めて、国会に請願することはとても重要です。また、請願権の行使は非常に大切な権利行使です。そして、全国運動に参加する各生協や各団体が、組合員や国民に被害の現実を知っていただき、署名していただくことで活動を広げることも重要だと思います。
 請願署名提出集会には、衆議院議員の山崎誠さん、菅直人さん、参議院議員の紙智子さん、岩渕友さん、川田龍平さん、福島みずほさんの他、多くの秘書の方々が出席しました。集会に出席した国会議員はじめ衆参約40名を越える紹介議員に託し、請願を提出したものです。
 提出に先立つ集会では、以下の現状報告がありました。
・原発事故被害者の救済を求める全国運動から
佐藤和良(全国運動共同代表、いわき市市議会議員)
・避難者の置かれている状況
除本 理史(大阪市立大学教授)
村田 弘(「福島原発かながわ訴訟」団長/ひだんれん)
・福島からの声/高まる保養の必要性
福島のお母さんから /福島ぽかぽかプロジェクト
・モニタリングポストの継続配置を求めて
人見やよい/モニタリングポストの継続設置を求める市民の会
・どうなる? ALPS汚染水の放出、除染土の拡散
満田夏花(国際環境NGO FoE Japan)
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by kazu1206k | 2019-04-24 23:39 | 脱原発 | Comments(0)