5月10日に東電交渉
2019年 05月 01日
今回は、福島第一原発事故収束作業等に係る労働者の過労死の事実関係はじめ、「福島第一原発事故の収束、労働環境の改善、同第二原発の廃炉、日本原電への資金援助中止、事故被害者への賠償を求める要請書」(3月18日提出)についての東電側の回答と質疑の予定です。
福島第一原子力発電所事故から9年目に入り、現在も福島第一原子力発電所事故は収束せず、政府の原子力緊急事態宣言も解除されていない中で、未だに、大量の放射性物質を大気中に放出し、一日200トン以上の汚染水が発生し続け、1〜3号機と5、6号機の使用済み燃料プールには、大量の燃料が保管されている状況であることから、3月の要請書では、以下の5点への回答を求めています。
1、福島第一原発における中長期ロードマップ、核燃料取り出し、防潮堤建設等を確実に進めること。
2、トリチウム等のタンク貯蔵汚染水の海洋放出はやめ、陸上保管による恒久的対策を確立すること。
3、危険手当の完全支給、賃金、救急医療、被ばく管理など作業員の労働環境と処遇の改善を行うこと。
4、福島第二原発の廃炉を正式に決定し、その工程を明らかにすること。
5、日本原子力発電東海第二原発への資金援助をやめ、事故被害者の賠償請求に完全に応じること。