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9年目の荻・志田名

 5月19日午前、いわき市川前町の荻・志田名地区に伺いました。
 途中、新緑の鮮やかな鹿又渓谷に沿い、緑のトンネルをくぐり抜け、高部地区に。八重桜が散り始めという感じ、まだまだ若芽の山々が優しく迎えてくれました。
 福島第一原発から30キロ圏内にある荻・志田名地区は、2011年3月の原発事故当時、国が屋内退避指示を出した地区。同年5月16日に木村真三先生と訪問した時には、空間線量が毎時2.59マイクロシーベルトと記録されています。
 荻・志田名の住民にとって、この8年間は、放射能汚染に対する市長要望から始まり、住民自身による汚染調査と線量マップの作成、被曝低減のための活動、行政による除染計画と事業実施、農業と生業の再生への挑戦など、放射能汚染との格闘の日々でした。
 現在、森林除染が続く一方、除染して表土を入れ替えた水田の多くは草に覆われたまま。今も続く原子力災害の爪痕。厳しい現状が続いています。住民の悩み、ご要望をお聴きしました。

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by kazu1206k | 2019-05-19 23:42 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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