サンマ船、小名浜出港
2019年 08月 18日
台風10号の影響でうねりが高い中、準備を整えてきた船は、中之作漁協所属の第11権栄丸(199トン)など、100トン以上の大型漁船6隻。
水産庁のサンマ長期漁海況予報によると、来遊量は昨年を下回る見込みです。今年3月、水産庁はサンマの不漁が続いているのを受け、外国船のサンマ漁対策や漁獲量確保のため、大型船の8~12月限定の操業期間規制を外し、公海上での通年操業を認めました。しかし、全国さんま棒受網漁業協同組合によれば、5~7月の公海での漁獲量は想定を下回る5,003トンとされます。
中国、台湾船籍の船団による公海上での「先獲り」、乱獲などの国際問題、資源量の減少、地球温暖化に伴う海水温の上昇による漁場形成への影響など、厳しい状況が続く今季の漁が始まりました。小名浜港への水揚げは10月ごろを見込んでいます。