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一般質問報告3-鹿島町の山崩れと鹿島街道の復旧、小・中学校のトイレ洋式化、滝尻地内の道路冠水

 いわき市議会9月定例会、9月17日に行った一般質問の詳細報告の3回目、最終回です。
 第3回は、「いわき市の再生と地域課題の解決」の「(1)小・中学校のトイレ洋式化の整備加速化について」「(2)泉町滝尻地内の道路冠水と浸水対策について」「(3)鹿島町久保の山崩れと県道小名浜平線(鹿島街道)の完全復旧等について」です。

 1 いのちを守る、いわき市医療センターの現状と今後の取り組みについて(第1回)
(1)いわき市医療センターの現状について(第1回)
(2)いわき市医療センターの今後の取り組みについて(第1回)
  
 2 いのちを守る、原子力災害対応と第二原発の廃炉について(第2回)
(1)原子力災害対応について(第2回)
(2)第二原発の廃炉並びに安全対策について(第2回)
 
 3 いわき市の再生と地域課題の解決について(第3回)
 (1)小・中学校のトイレ洋式化の整備加速化について(第3回)
 (2)泉町滝尻地内の道路冠水と浸水対策について(第3回)
 (3)鹿島町久保の山崩れと県道小名浜平線(鹿島街道)の完全復旧等について(第3回)

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大きな第三点は、いわき市の再生と地域課題の解決について、です。

1点目は、小・中学校のトイレ洋式化の整備加速化について、です。

 本市の平成31年4月時点の小・中学校のトイレの洋式化率は、31.5%で、国の平成28年度調査による全国平均43.3%と比較しても10%以上低い状況です。学校現場からは、洋式化を計画的に実施してほしいとの要望が強く、「和式への簡易プラスチックによる洋式トイレは臭気も強く掃除で難儀している」などの声も出されています。

⑱まず、小・中学校のトイレ洋式化の現状について、本市のトイレ洋式化率は中核市58市及び県内13市の平均と比べて、どのような現状か、お尋ねします。
—答弁(教育部長)
 小・中学校のトイレ洋式化率につきましては、本市が31.5%であるのに対しまして、平成31年4月時点の調査によれば、回答のあった中核市57市の平均が45.7%、県内13市の平均が45.6%となっております。

⑲次に、小・中学校のトイレ洋式化のこれまでの取り組みについて、和式への簡易プラスチックによる洋式トイレ化も含め、これまで本市はどのように対応してきたか、お尋ねします。
—答弁(教育部長)
 学校トイレの洋式化につきましては、これまで校舎の改築や大規模改修等に合わせ、校舎の各フロアに、少なくとも男子用トイレ、女子用トイレに各1個以上、洋式トイレを配置するよう整備・改修等を行ってきたところであります。
また、一部の学校において、独自の取り組みとして、簡易の洋式トイレ化を図るため、和式トイレに簡易プラスチックトイレを設置していると聞いております。

⑳次に、小・中学校のトイレ洋式化に対する国や他市等の動向について、国の学校施設環境改善交付金などの補助制度や他市の整備状況など国や他市等の動向は、どうなっているか、お尋ねします。
—答弁(教育部長)
 国におきましては、文部科学省が学校施設環境改善交付金により、トイレ改修工事費の約3分の1を補助しており、同交付金を活用し、福島市では、平成30年度からの4カ年計画で学校トイレの洋式化率80%を目標に定めているほか、郡山市では、今年度中に洋式化率50%を超えるトイレ改修を行う予定と聞いております。

21、次に、小・中学校のトイレ洋式化の今後の進め方について、本市公共施設等総合管理計画により学校施設の個別管理計画に基づく長寿命化改修工事にあわせて学校トイレの洋式化を進める方針とされますが、この際、国の学校施設環境改善交付金を利用するなどして、整備実施計画を早急に策定し整備を加速化すべきではないか、お尋ねします。
—答弁(教育部長)
 市教育委員会といたしましては、学校施設の長寿命化計画に基づき、学校施設環境改善交付金を活用した長寿命化改修工事等に合わせて、小・中学校のトイレの洋式化を進めることとしておりますが、本市の洋式化率が低い状況にも鑑み、児童生徒の利便性の向上や在籍する児童生徒数の動向など、学校を取り巻く状況の変化を見定めながら、今後の学校施設におけるトイレ改修の進め方について、検討して参る必要があると考えております。

21-2、部長からも他市の状況ということで、福島市は平成30年度から令和3年度の4ヶ年(の計画)で洋式化80%を目標にしていることとか、答弁はありませんでしたが、南相馬市の場合は、令和6年度までに100%(洋式)化すると、郡山市は、年間150基程度の洋式化を目標にすると、かなり整備の実施計画をきちんと立てて進めているのですね。
そういう意味では本市は大変遅れておりますので、これ、市長どうですか。ここは市長のご英断で、断固いつまでにどうだということは申し上げられないでしょうか。本市長の御所見を伺います

—答弁(市長)
 先ほども教育部長の方から答弁がありましたが、子どもたちのトイレ環境の改善というのは、喫緊の課題だと思っております。今後、トイレの改修の進め方について、検討して参りたいと思います。

 ぜひ総合的に、あまりにも本市のみすぼらしさというのを胸に刻んでいただいて、早めにやっていただきたいと、私も地元の小学校を見てきましたけど、やっぱりフロアに1つというのは、あまりにも情けない。
 そして、PTAさん等のお金で、和式に簡易のプラスチックでやっているというのは、非常に衛生上にも良くないということなんですよね。ここは何とか、学校を管理している校長先生をはじめ教職員を含め、児童・生徒の衛生状態を改善するということをぜひともよろしくお願いいたします。次に進みます。

2点目は、泉町滝尻地内の道路冠水と浸水対策について、です。

 近年、局地的大雨よる道路冠水、浸水被害が増加しています。泉町滝尻地内では、市道渚滝尻線などで度々道路冠水が続き、泉町滝尻区会などの要望もあり、芳川ポンプ場の性能向上に向けた改築事業などの対策が進められています。

22、まず、泉町滝尻地内の道路冠水等の経緯について、平成27年9月の台風時の冠水はじめこれまでの道路冠水等の状況はどうか、お尋ねします。
—答弁(土木部長)
 市道渚・滝尻線のうち、国道6号と県道いわき上三坂小野線の間の区間におきましては、台風などの大雨や短期間に集中して雨が降る、いわゆるゲリラ豪雨などの際には、一部の区間で冠水が発生していることは確認しており、雨水の流れが妨げられないよう、集水桝の清掃を心がけているところであります。
 なお、今回の台風15号の豪雨においては、通行に支障を与えるような冠水は発生しておりません。

23、次に、これまでの浸水対策について、住民要望への対応を含めて、谷地川1号雨水排水幹線の補修や芳川ポンプ場の運転状況など本市はこれまでどう対応してきたのか、お尋ねします。
—答弁(生活環境部長)
谷地川1号雨水幹線につきましては、年1回程度の除草作業を行うとともに、老朽化した護岸の補修を継続的に実施しているところであります。
また、芳川ポンプ場につきましては、近年の局地的大雨に対応するため、気象庁等の雨雲レーダーや民間事業者の予測雨量等の気象情報を活用しながら、運転委託業者と連携し、迅速な運転に努めているところであります。

24、次に、今後の取り組みについて、本市の公共下水道事業における芳川排水区と谷地川排水区の整備状況を踏まえ、谷地川1号雨水排水幹線の補修や芳川ポンプ場の性能向上に向けた改築事業など、今後の取り組みはどうか、お尋ねします。
—答弁(生活環境部長)
 谷地川1号雨水幹線につきましては、老朽化した護岸の補修等を引き続き、実施する考えであります。
 また、芳川ポンプ場につきましては、整備後44年が経過し、老朽化が進んでいることから、「ストックマネジメント計画」に基づき、雨水ポンプ設備の排水能力の増強や自動運転化など、性能向上を図ることとしており、今年度より工事に着手する予定であります。

泉町滝尻地内の道路冠水の解消と浸水対策を引き続き要望して、次に移ります。

3点目は、鹿島町久保の山崩れと県道小名浜平線(鹿島街道)の完全復旧等について、です。

 8月24日午後11時過ぎ、我が家が突然停電となり、間も無く「山崩れで鹿島街道が大変なことになっている」「警察には電話したから、すぐ来て」と知人から携帯電話に一報が入りました。鹿島町久保薬師前の鹿島街道交差点に向かうと、電線が幾重にも垂れ下がり、木や電柱がなぎ倒され、その前で止まった軽自動車の脇で女性が泣いておりました。帰宅途中で、信号が赤になり停止したところに、山が崩落。間一髪でした。
 消防と警察により、鹿島街道は久保薬師前で迂回規制となりました。宅地内の井戸が落石で埋まった世帯の方にお話を伺うと、いわき市指定文化財の久保磨崖仏のお掃除をしていた「日中、変な音がした」と話されました。もともと崩落した山体は昔、住宅の土台等に利用する凝灰質砂岩を切り出した石切場で大きな空洞があったのです。
25日朝、現場に隣接する2世帯の方から聞き取りを行い、避難先の手配などを市の担当者にお願いし、現場が鹿島小学校の通学路のため、26日からの2学期を前に校長先生らに連絡しました。市指定文化財の磨崖仏は、崩落現場で大きく損傷して発見されました。
25日時点で、主要地方道の県道小名浜平線や市道久保・下矢田線などが通行止め、県道小名浜平線は、29日に片側2車線の通行止めが解除されましたが、久保・下矢田線は解除されず、現在も鹿島小学校の子供達は通学路を迂回し、崩落の危険のある2世帯が避難を続けています。
小名浜と平を結ぶ、交通と生活の大動脈、主要地方道、県道小名浜平線=通称鹿島街道の完全復旧は喫緊の課題です。

25、まず、山崩れの経緯について、旧石切り場の空洞、空洞の剥離、凝灰質砂岩の岩盤の風化と経年劣化等による崩落の原因も含め、これまでの経緯はどのようなものか、お尋ねします。
—答弁(土木部長)
 令和元年8月24日午後11時ごろ、鹿島町久保地内において、高さ20m幅40mにわたり崖崩れが発生し、岩魂や土砂が道路を閉塞し、県道小名浜平線、及び市道久保・下矢田線ほか2路線が全面通行止めとなりました。
 また、崩落した岩塊や土砂により信号機や電柱の破損、家屋や店舗に展示された車両への落石などが発生したところであります。
 その後、8月29日までに二次災害防止の応急工事を実施し、同日午後4時に県道の2車線が通行止め解除、併せて市道久保・林城線が通行止め解除となったところであります。
 この間、県の要請により8月28日には国の土砂災害専門家による調査が行われ、崩壊に関わる推定として、凝灰質砂岩の経年的な劣化が崩壊の素因になったことや、過去の地震動が、岩盤に亀裂を発生させ劣化に影響したことが考えられること、及び、崩壊後の土塊の状態から空洞の存在が岩盤崩壊の発生に影響した可能性が高いと考えられるとの技術的助言を受けたところであります。

26、次に、山崩れに伴う市民生活への影響について、隣接世帯の避難生活、子どもたちの通学路や通勤などの交通の確保、生活道路への迂回車両の進入による混雑、住民生活の変化、街道沿線の商業店舗・事業者の客数と売り上げの減少、市指定文化財「久保磨崖仏」の崩落など、本市は山崩れの影響をどう把握し、対応してきたのか、お尋ねします。
—答弁(危機管理監)
 鹿島町で発生した崖崩れに伴い、議員お質の通り、県道小名浜平線及び市道3路線が通行止めをはじめ、崖に隣接する世帯の避難や通勤・通学路の変更、さらには市指定文化財の崩落など、市民生活の各分野において混乱や支障等が生じたところであります。
 このことから、市としましては、市道の通行止め等の看板の設置、近隣世帯への避難の要請及び避難所の開設、子ども見守り隊等の協力による通学路における児童の安全確保、さらには、いわき東警察署と連携した交通安全対策等に鋭意取り組んできたところであります。
 また、これらの取り組みにあたりましては、情報の集約及び共有化を図る観点から、「関係各課連絡調整会議」を開催するとともに、現況の把握及び今後の対策等について協議するため、市長をトップとして各部長等を構成員とする「鹿島町首地内の崖崩れに係る庁内対策会議」をこれまで2度にわたり開催するなど、組織横断的な対策を進めてきたところであります。

27、次に、市内における山崩れ・崖崩れ対策について、鹿島町をはじめ急傾斜地崩壊危険区域や土砂災害危険区域、凝灰質砂岩層における空洞地帯などの山崩れ・崖崩れ対策を、本市はどのように進めてきたか、お尋ねします。
—答弁(土木部長)
 市内における山崩れ・崖崩れ対策についてでありますが、県によりますと、市内の「急傾斜地崩壊危険箇所」において、保全人家5戸以上、または、5戸未満であっても、学校、病院及び、社会福祉施設等の要配慮者利用施設のある 430 箇所を要対策箇所とし、そのうち、過去に被害があった箇所や、住宅被害などの危険性が高い箇所について、急傾斜地法に基づき対策工事を行う「急傾斜地崩壊危険区域」として、143 箇所を指定し、優先的に整備を進めているところであり、本年8月末までに、97 箇所が概成しているとのことであります。
 市といたしましては、これまで、事業主体である県に対し、対策事業の促進に向けた要望を行うとともに地元との調整などに努めてきており、今後も引き続き、県と連携し事業の円滑な遂行に努めて参りたいと考えております。

28、次に、山崩れの復旧工事について、福島県など関係機関は、対策工法や施工方法など、周辺住民の安全を確保しつつ、どのように山崩れの復旧工事を進めるのか、お尋ねします。
—答弁(土木部長)
 県によりますと、これまでに地質調査業務と測量設計業務を発注したところであり、現在は、現地での作業を行っているところであります。
 その結果に基づき復旧工法を決定した後、速やかに復旧工法及び復旧見通しについて公表していく予定であると伺っております。
 今回の崩壊は極めて特殊な事例であり、崩落した岩塊をどのようにして安全に取り除くかまた、岩塊の裏側で現在確認困難な岩盤に対してどのような安全対策を講じるのか、例えば、不安定な土塊をすべて撤去するのか、或は、アンカー工法等の安定対策を行うかなど、先ずはボーリング調査等の地質調査を行い慎重に対策を検討することが必要であると考えております。
 従いまして、市といたしましては、現時点で復旧工法を選定することや復旧時期を見通すことは、極めて困難な状況であると認識しておりますが、県と連携し一日も早い全面復旧に全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。

29、次に、迂回ルートの市道の安全対策について、例えば、鹿島小学校児童の通学路である市道上神白久保線は、小名浜上神白と鹿島町を繋ぎ、朝夕、通勤通行の車両が頻繁で、市道幅が狭隘なため、児童の安全、通行人の保護、車両のすれ違いなどに難儀しており、市道久保・下矢田線との接続部の横断歩道や一時停止の標識などの整備を含め、安全の確保をどう進めるのか、お尋ねします。
—答弁(市民協働部長)
 迂回路となっている市道上神白・久保線については、事故後速やかに、徐行看板を設置するなどし、運転手への注意喚起につとめたところであります。
 また、9月11日には、子ども見守り隊の隊長として議員にも御参加いただいたところでありますが、東警察署や学校関係者とともに、市道上神白・久保線、市道久保・下矢田線における児童の登校時における交通量等を調査し、改めて危険箇所の点検とその対策について協議したところであります。
 今後、点検結果を踏まえ、カーブミラーの設置、また、市道上神白・久保線と市道久保・下矢田線の接続部の横断歩道設置に向けた協議を進めるなど引き続き、道路管理者や警察署、学校・地域関係者の皆様と連携しながら、交通安全の確保に万全を期して参りたいと考えております

30、次に、市指定文化財「久保磨崖仏」について、地域要望等指定に至る経緯等を踏まえ、本市は今後どのように対応するのか、お尋ねします。
—答弁(特定政策推進監)
 今回の崖崩れの影響で、市の貴重な史跡が大きな被害を受けましたことは、市にとりまして、大きな損失であるものと認識しております。
 とりわけ磨崖仏の史跡指定を長年要望し、これまで大切にしてこられた地域の皆様のご心痛は、誠に大きなものであると受け止めております。
 このため、市では、災害現場で発見された磨崖仏の一部について、がれきとして処分されることのないよう、職員が現地で区分するなど、地域の皆様の心情にも配慮した対応を行ったところであります。
 今後におきましても、文化財保護審議会委員など専門家の意見や当該文化財の管理者である所有者の意向とともに、地域の皆様の磨崖仏に対する深い思いなどにも十分配慮しながら、引き続き、適切な対応に努めてまいりたいと考えております。

31、次に、県道小名浜平線=鹿島街道の完全復旧と2020年の第11回いわきサンシャインマラソンについて、本市は県道小名浜平線の1日でも早い完全復旧を目指すとしていますが、日本陸連は4車線の県道小名浜平線(鹿島街道)をマラソンコースとして公認しており、少なくとも2020年2月のいわきサンシャインマラソンまでには完全復旧を実現するよう福島県などに働きかけるべきではないか、お尋ねします。
—答弁(市長)
 第11回いわきサンシャインマラソンは、2020年2月23日の開催に向けて、準備を進めているところでありますが、現在、通行止めとなっている小名浜方面に向かう2車線が、公認コースとなっていることから、当該交通規制が、大会当日まで継続した場合を想定し、公認コースの一部変更や大会当日の交通規制の範囲等について、関係機関と協議を進めているところであります。
 先ほど、土木部長が答弁申し上げましたとおり、復旧時期を見通すことは、難しい状況ではありますが、県に対し、一日も早い全面復旧を働きかけるとともに市といたしましても、県と連携し、市民生活の回復等に向け全力で取り組んで参りたいと考えております。

 主要地方道、県道小名浜平線=通称鹿島街道の完全復旧に向けて、福島県など行政は、国の支援も仰ぎながら、安全確保の上、山崩れ対策と復旧計画を早急にまとめ、明らかにする必要があります。避難の解消と安全・安心な市民生活の回復を要望して、わたくしの質問を終わります。
 ご清聴ありがとうございました。

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by kazu1206k | 2019-09-19 16:19 | 議会 | Comments(0)